(頭が良い人間「だけ」が超絶的に得する今の資本主義社会で生き延びる方法(2)をアップする予定でしたが、どうしても短期売買について解説して欲しいという要望が来ているので、今回こちらを先にアップします)
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もともと私は「何を買っても騰がる!」と言われていた狂乱のバブル期に株式投資をスタートした。これで初っ端から一気に資産ができた。この頃は、真面目に働いている人が理解できなかった。
しかし、バブルが崩壊して私は現実に引き戻された。1990年代後半に日本経済の収縮に合わせて私の資産もすり減っていった。売買もうまくいかなくなった。結局、私は1996年か1997年頃には日本株から完全撤退している。
若い頃の無謀な株式売買での成功は、「バブル期で何でも騰がっていたから成り立った手法」であった。
この頃に株式市場にアクセスしていた人間は「株の神様・邱永漢がこれを買っている」くらいの大雑把な情報に乗っかっていれば、だいたいは儲かったのである。
しかし、株式市場が坂道を転がり落ちるように駄目になっていく局面では、成長企業を買おうが、優良企業を買おうが、業績急上昇の企業を買おうが、何をしても駄目なのだ。それを私はさんざん痛い目に遭って理解した。
しかし、バブル期の短期売買は面白かった。短期売買は濡れ手に粟だった。その面白さの味は若い頃に味わった私が一番よく知っている。それは一種のゲームであり、ギャンブルである。
自分の才覚と運をそこに賭けて金に変えるのだから面白くないはずがない。
面白いからのめり込むし、中毒性もあるから離れられない。だから、売った買ったに慣れて金の扱いが粗雑になっていくと、信用で一回のバクチのリターンを上げようとも考える。つまり、「ハイリスク・ハイリターン」に突入していく。
リスクはあるが、ともかくハイリターンである。一気に金持ちになれる。勝ち続ければ倍々ゲームで金が膨らんでいく。運が良ければ瞬く間に億単位の金が転がり込む。あなたは、それを想像して短期売買に魅力を感じただろうか?

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