中国発コロナウイルスはまだまだ収束しない。とすれば、これからは「快適な非接触」を提供してくれるサービスやビジネスに金が集まり、接触を余儀なくさせるサービスやビジネスから金が逃げるということだ。
他人と接触することが前提の「夜の街」のビジネス、すなわちバー・クラブ・ホスト・風俗などの業界は、「快適な非接触」を何らかの形で生み出さない限りは客が戻って来ないので厳しいことになるだろう。
密閉空間に大勢を詰め込まなければならない飛行機も敬遠され続けるので事業はコロナが落ち着くまで上向くことは絶対にない。大勢の人を運ぶ輸送関係は飛行機以外にも、電車やバスなどがあるが、これらの事業も苦しい。
ライブハウスや、ジムや、各種イベントや、パーティー事業なども、集団感染(クラスター)の発生源として目の敵にされるので事業は綱渡りがこれからも続いていく。今まで通りのやり方であれば、事業は縮小や停止になっていく。
効果的な治療薬やワクチンが登場するまで「接触」は嫌われる。他人と接触しなければならないような空間は避けられる。アメリカでは第二波が来ているし、途上国は相変わらず爆発的大感染が止まらない。
そんな状況であれば「接触系」のビジネスが見捨てられて「非接触系」のビジネスに転換していくのは大きな流れなので、私たちはそれに「適応しなければならない」ということになる。
ライフスタイルも投資もすべてそうだ。これに適応できないのであれば、この1年を生き残ることができないということである。(鈴木傾城)
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