コロナ時代には、政府がばらまく金を投資で自分に引っ張り込むことが重要に

コロナ時代には、政府がばらまく金を投資で自分に引っ張り込むことが重要に

パンデミックとステイホームの時代でも、売上と利益を伸ばしているのが、アメリカのメガテック企業であるGAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン)である。

人々がステイホームする中で個人的にパソコンやタブレットやスマートフォンが買われ、クラウドの使用量が上がって重要性が増し、リアルに友人と会えなくなった人はよりSNSに傾倒し、買い物はインターネットで済ますようになった。

このような動きはすべてGAFAにとって有利に作用し、飲食店や宿泊業界や航空業界などが減収減益と破綻の嵐になっている中で、「我が世の春」のような様相を呈している。

この流れはこれからも続きそうだ。コロナが爆発的大感染を見せる中では、「個別株としてのGAFAを買った投資家」「ETF【QQQ】を買った投資家」が大きな恩恵を受けたということになる。

もうひとつ必然的に恩恵を得やすいのは、コロナワクチンや治療薬に関連する製薬・バイオ業界に投資する投資家だろう。ただし、ワクチンを開発するバイオ企業の投資は情報力と運が強烈に作用する。

本当に効くワクチンが開発できるのかどうかは未知数だし、噂が入り乱れて乱高下を繰り返する。何が正しくて何が間違っているのかが分からないと、あっという間に暴落に巻き込まれて足元をすくわれる。

その上、最終的にワクチンが「効かない」ということになれば、株価は地獄の底まで落ちて二度と高値に戻ることはない。つまり、バイオ企業への投資は一種のバクチでもある。しかし、当たれば2020年最大の投資成果を得られる場所だ。

さらに、メガテック企業・バイオ企業とは別に新高値を更新し続けているものがある。(鈴木傾城)

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