2020年。中国発コロナウイルスによって全世界の経済が止まってしまった。当初、コロナは夏までには何とか収束するのではないかという希望的観測があったので、各国政府はロックダウンや緊急事態宣言を出して、5月から6月までにコロナを抑え込もうと努力した。
しかし、コロナの感染拡大は欧米で広がる一方で一向に収束せず、途上国ではむしろ「これからが本番」のような様相を呈している。日本でも7月に入ってから感染者はうなぎ上りとなって、政府は決して認めようとしないが、すでに「第二波」がやってきているような状況である。
感染が拡大しているのに人々が無防備に外をうろつくわけはないし、「GoTo」だと言われても東京・名古屋・大阪・福岡に加えて沖縄まで感染が拡大して「来ないでくれ、行かないでくれ」と要請されている中では景気が回復するわけがない。
「夏になれば収束する」という専門家もいたが外れた。夏に収束できなかったのであれば、秋から冬にかけて呼吸器系の疾患が増えるので、もっと感染者が出てくるのは自明の理だ。
コロナのワクチンや治療薬は2020年中には出回らない。とすれば「実体経済における景気の回復は難しい」ということが推測されるはずだ。
2020年3月、私はたまたま著名な経済評論家の面々の話を目の前で聞く機会があったが、そこでは、ほぼ全員が「景気は悪化する」「恐慌レベルになる」という認識で、とにかく中央銀行は金融緩和をする必要があるし、政府はもっと財政出動をする必要があると強調していた。
実際、日本の中央銀行や政府も含め、全世界の中央銀行や政府がそれをしている。つまり、紙幣を刷って刷って刷りまくって市中に流し込んで景気を下支えしているということだ。(鈴木傾城)
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