トランプ大統領がコロナに感染している。大統領選挙の追い込みの最も重要な時期なので、これはトランプ陣営には大きなダメージとなる。
軽症で何事もなかったように戻れるのか、それとも悪化して寝込むことになるのか分からないが、こうしたひとつひとつが大統領選挙の行方を左右することになる。
世の中はいろんなことが「あらかじめ決まっている」かのように語る人もいるが、絶対にそんなことはない。世界は常に混乱しており、一寸先は闇であり、何が起こるのかは予測できないし、どうなるのかも予測できない。
トランプ大統領の動向はもちろん株式市場をも大きく揺れ動かす。10月はいつもにも増して波乱の要素が高くなるわけで、最初から「こうなる」と決めてかかっては大きな間違いを犯す。
そもそも、2020年は誰も最初から予測しなかったほど異例なことが続いた年だった。2020年が始まった時、中国発コロナウイルスが全世界を覆い尽くして経済に大ダメージを与えると予測していた人は「ただのひとり」もいなかった。
グローバル経済が停止し、欧米にコロナが飛び火し、主要都市が次々と都市封鎖されるような時代になるとは誰も予測しなかった。
さらに言えば、7年半にも渡って長期政権を気づいていた安倍政権が突如として終わることも予測していた人はいない。
菅義偉(すが・よしひで)氏が首相になるということも、多くの人には想定外だったかもしれない。岸田文雄を推す声も大きかったからだ。安倍首相も当初は岸田文雄を首相にするつもりで動いていた。
しかし、いろんな想定外が起きて二転三転した結果、今のような世界になっている。これは、あらかじめ決まっていた未来が目の前にあるわけではないことを意味している。混沌と混乱の中で、誰も何がどうなるのか分からないままそうなったのだ。
そう考えると、来月の今ごろはどうなっているのかも、誰にも分からないということをきちんと確認しておく必要がある。来月の今ごろ、大統領選挙の結果が出ている。
ただ、もう一度よく考えてみよう。コロナで世の中はまったく違ったものになるのか? 私は物事を非常にシンプルに捉えている。

「まぐまぐ大賞2019・メディア・マネーボイス大賞」の1位に選ばれたメルマガです。この記事はメルマガにて発行され、メルマガにて全文を読むことができます。1週間に1度、日曜日にメルマガでの発行を行っております。
まぐまぐ大賞2019 マネーボイス賞1位

週に一回、『鈴木傾城のダークネス・メルマガ編』をまぐまぐ!から発行しております。2019年は、『メルマガの日本一はあなたが決める!まぐまぐ大賞2019 MAGMAG AWARDS 2019』の中で、マネーボイス賞1位を頂きました。
まだメルマガを購読したことのない方は、これを機に登録してみて下さい。上記より登録することができます。
【ご注意】
ご登録頂いてメールが届かない場合、こちらにてお問い合わせ下さい。再発送等も、こちらで行います。
http://www.mag2.com/info/renew/webmail.html
読者さん窓口:reader_yuryo@mag2.com
ダークネス・メルマガ編バックナンバー
ダークネス・メルマガ編は、バックナンバーも充実しております。たとえば、以下のようなバックナンバーが揃っております。
- 株主に報いる優良企業を保有するだけで金が金を連れてくる
- ロックフェラーの資産が陰謀も裏工作もなく増え続ける理由
- 弱肉強食の世界で自分が弱者だと気付いたらどうすべきか?
- 「現代資本主義の魔術」を身につける絶好の機会を見逃すな
- これで「無限にキャッシュを生み出すマシーン」が手に入る
- 次に押さえたいのは「変わりゆくものをすべて飲み込むこと」
- 少子高齢化と人口減で活力が低下する国がインフレにならないとでも?
- 資本主義では自分に才能がなくても、他人の才能を保有するのが基本だ
- 学歴を裏口で手に入れなくても「これ」でイージーモードに入れる
- 資本主義の中で、普通の人間が合法的に他人を搾取する方法がある
- 学歴・職歴・容姿・能力・年齢を超越して、旨味を吸う生き方を選べ
- 自分に投機の才能がないと分かっても、悪賢く立ち回る方法がある
- 「自分が働いて稼ぐ」という発想をするな。もっと重要な発想がある
- 「一生カネに困らなくなるための生き方」として第一歩を踏み出すために
- 「自分は努力しない」という生き方を、合理的に実践する方法を学ぶべき
読みたいバックナンバーはありませんか? 他にも大量のバックナンバーを満載してお待ちしております。