客観的に見ると、日本人の民度は高く、教育レベルも高く、日本人の勤務態度は極めてまじめである。
昨今では社会の底辺で荒廃が目立つようになってきて、こうした日本人の特性と長所は徐々に失われつつあるのだが、それでもまだ日本は国民の民度の高さというアドバンテージがかろうじて維持されているのは間違いない。
ところが、この民族的な優位性があるにもかかわらず日本はバブル崩壊以後、30年以上にも渡って成長することができなかった。そして今、経済的に凋落し、国際的な影響力も喪失しつつある。
これはひとえに政治がうまく機能していないからでもある。
日本政府は進行していく少子高齢化を対処する能力がなかった。出生率は低下していくばかりである。これによって日本の労働人口も減少しており、人手不足も深刻化していくようになってきた。地方でも人が消えており、地方自治体の財政が悪化し、地方創生が進まない。
日本は資源がない国なので国民が資源なのだが、「ゆとり教育の失敗」や「授業時間の削減」や「教師の質の劣化」などを見ても分かる通り、日本政府は日本人の資質を上げるよりも下げることに腐心しているようにも見える。教育水準も低下しているのだ。
また教育に金がかかるようになってきており、家庭の経済格差によって学力格差も生まれており、これが格差社会を広げる元凶にもなっている。そして、こうした問題が定着することによって貧困層の増大にもつながっている。
政治が無能なので、日本は坂道を転がり落ちるように凋落し、もはや回復不能なレベルにまで達したように見える。それでも、政治は変わりそうにないし、国民も「駄目な政治を変える」というバイタリティを失っている。
とすれば、私たちのやるべきことはひとつである。

new! 『質問・要望・ファンレター』コーナー設置!
*質問・要望・ファンレターのコーナーを設置しました
通常のコンテンツ以外に、読んで下さっている皆様とのコミュニケーションを増やすために【質問・要望・ファンレター】を募集したいと思います。
頂いた質問・要望から面白いと思ったものについては、このメルマガで掲載して私も答える形にします。お気軽にどうぞ。重たいものから軽いものまで(投資に関係ない話でも)受け付けます。
ファンレターも頂けたら、これも掲載したいと思います。(掲載できる内容のファンレターにして頂ければ幸いです。もしプライベート満載やその他の事情で難しそうであれば掲載できないので、なるべく表に出して良い内容で頂ければ嬉しいですね)
このメルマガは……
「まぐまぐ大賞2019・メディア・マネーボイス大賞」の1位に選ばれたメルマガです。この記事はメルマガにて発行され、メルマガにて全文を読むことができます。1週間に1度、日曜日にメルマガでの発行を行っております。

ままぐまぐ大賞2022 マネーボイス賞1位
週に一回、『鈴木傾城のダークネス・メルマガ編』をまぐまぐ!から発行しております。今年も、『メルマガの日本一はあなたが決める!まぐまぐ大賞2022 MAGMAG AWARDS 2022』の中で、まぐまぐメディア・マネーボイス賞1位を頂きました。2019年1位、2020年1位、2021年2位、そして2022年1位です。皆様に感謝します。
まだメルマガを購読したことのない方は、これを機に登録してみて下さい。上記より登録することができます。
【ご注意】
ご登録頂いてメールが届かない場合、こちらにてお問い合わせ下さい。再発送等も、こちらで行います。
http://www.mag2.com/info/renew/webmail.html
読者さん窓口:reader_yuryo@mag2.com
ダークネス・メルマガ編バックナンバー
ダークネス・メルマガ編は、バックナンバーも充実しております。たとえば、以下のようなバックナンバーが揃っております。
- 株主に報いる優良企業を保有するだけで金が金を連れてくる
- ロックフェラーの資産が陰謀も裏工作もなく増え続ける理由
- 弱肉強食の世界で自分が弱者だと気付いたらどうすべきか?
- 「現代資本主義の魔術」を身につける絶好の機会を見逃すな
- これで「無限にキャッシュを生み出すマシーン」が手に入る
- 次に押さえたいのは「変わりゆくものをすべて飲み込むこと」
- 少子高齢化と人口減で活力が低下する国がインフレにならないとでも?
- 資本主義では自分に才能がなくても、他人の才能を保有するのが基本だ
- 学歴を裏口で手に入れなくても「これ」でイージーモードに入れる
- 資本主義の中で、普通の人間が合法的に他人を搾取する方法がある
- 学歴・職歴・容姿・能力・年齢を超越して、旨味を吸う生き方を選べ
- 自分に投機の才能がないと分かっても、悪賢く立ち回る方法がある
- 「自分が働いて稼ぐ」という発想をするな。もっと重要な発想がある
- 「一生カネに困らなくなるための生き方」として第一歩を踏み出すために
- 「自分は努力しない」という生き方を、合理的に実践する方法を学ぶべき
読みたいバックナンバーはありませんか? 他にも大量のバックナンバーを満載してお待ちしております。
ブログ『ダークネス』が生んだ電子書籍


