どこの馬の骨とも分からない、そこらの野良犬みたいな人間でさえ天才に勝てる

どこの馬の骨とも分からない、そこらの野良犬みたいな人間でさえ天才に勝てる

相場はより複雑怪奇になっていくし、企業を取り巻く現状は激速で変わっていくし、そんな中で自分の知能は老化と共に衰えていく。

そういうこともあって、私はもう個別の優良企業の株式を物色する手法を捨てて、かなり以前からアメリカの株式指数を丸ごと買うという手法を切り替えている。そして、以前から持っている個別株も片づけてポートフォリオは凄まじくシンプルになった。

それで、私の資産は現状維持で止まったのかと言うとまったくそうではなく、私の資産はアメリカ株式市場の成長と共に膨らむ一方である。今、思うと最初からそうすれば良かった。

そうすれば、何も考えなくても金は増えたからだ。
プロを出し抜けるのである。

振り返ると、相場を張っていた人たちの多くが無残に散っていった。そこは死屍累々の世界である。それにも拘わらず私が生き残っているのも皮肉だ。頭の良い人間が常に勝つとは決まっていないのが投資の世界だったのである。

ヘッジファンドを運用する機関は、莫大な資金と優秀な人員と高額の分析ツールを使って市場に乗り出しているのだが、それでも絶対に勝てるのかと言えば、まったくそうではない。

それは、多くのヘッジファンドがS&P500に勝てないことでも分かるし、毎年次々とヘッジファンドが閉鎖されているのを見ても分かる。最近では女性版ウォーレン・バフェットと称される投資ファンドのキャシー・ウッドCEOもS&P500に勝てないで苦しんでいる。

これは何を意味するのかというと、世の中はデータで解析して答えが出るような環境にはなっておらず、常に人々の予測や希望を裏切って予期せぬことが起きているのが常態になっているということだ。天才でも先は見通せないのである。

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