
覚醒した日本人は、実は再評価しなければならない人物がいるのではないか。それは、戦後の日本において、徹頭徹尾「再軍備」「自主防衛」を求め、個人で裏側から日本の主権を取り戻すために身を砕いていた人物だ。この人物は、今はアメリカやマスコミや反日国家の工作員やそのシンパや共産主義者にめちゃくちゃに批判されたまま1984年に亡くなった。(鈴木傾城)
プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)
マスコミはフィルターをかけている
日本には明確な敵がいる。それが中国であり韓国であり北朝鮮だ。しかし多くの日本人は、「敵」が日本を侵略しつつある現状を、薄々と気づきながらも素知らぬ顔をして無視している。
「日本が侵略されつつあるのではないか?」など下手に口に出そうものなら、マスコミやら日本在住の外国人が「差別だ、レイシストだ、謝罪しろ賠償しろ」とわめき立てて自己批判を強制するからだ。
マスコミは反日国家の侵略工作を徹底的に隠し、取り上げず、気づいた人が声を上げたら差別主義者と断じて口を封じる。一方で、中国・韓国・北朝鮮がいかに口汚い言葉で日本を罵っているのかは報道しない。
実のところ、日本人がヘイトスピーチの犠牲になっていることを隠し続けている。
マスコミが現地の報道を日本に持ち込むときは、両国の憎悪の言葉を注意深く取り除いて当たり障りのないものにする。つまり、マスコミはフィルターをかけているのである。
なぜ、フィルターをかけるのか。もちろん、日本人が目覚めないようにするためだ。中国・韓国・北朝鮮の日本人憎悪がそのままの形で日本に入ってしまうと、日本人は「自分たちこそが差別されている」ということに気づき、マスコミの衆愚工作が解けてしまうからである。
現在の日本のマスコミの役割は、「日本が中国・韓国・北朝鮮に屈服し、静かに侵略されていくのを座視させることにある」ので、日本人が目覚めたら困るのだ。だから、フィルターをかけて日本人が目覚めないようにしている。
日本人にはテレビの馬鹿番組でも見せて思考停止させたままにしておけばいいと思っているのだろう。現代の日本で衆愚主義を推し進めているのは、実はマスコミである。(ブラックアジア:労働は外国人にやらせ、戦争はアメリカにやらせ、生活はベーシックインカムで)
ところがインターネット時代になって、日本人は中国・韓国・北朝鮮の記事をそのまま読めるようになり、そして日本人は今までマスコミに目くらましされていたことに気づいた。
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敵が友人であるかのような世論操作
今までの日本人は、マスコミによって敵が敵であることを気づかないように巧妙に思考停止状態にさせられていた。
敵が友人であるかのような世論操作もあって本質が見えないようにされていた。今でもそうした世論操作はテレビを中心に行われている。敵が友人であるかのように世論をコントロールしている。
特に韓国に対してはこの傾向が強く、マスコミはさらに日本人を洗脳しようと韓国礼賛を今もまだ押しつけ続けている。韓国が反日国家であることを隠して、韓国に「貢ぐ」ように世論操作し続けている。
しかし、日韓合意は守らず、靖国参拝で日本を頭ごなしになじり、仏像は返さず、慰安婦像で執拗に日本を貶め、旭日旗を戦犯旗と言い換え、天皇陛下に土下座して謝れと暴言を言い放つ人間がいくらでも出てくる。
いくら鈍感な日本人でも、マスコミがおかしいことくらいは気づく。
しかし日本人がそれに気づいたら、今度は気づいた日本人を「差別主義者だ、レイシストだ、排外主義だ」と攻撃して、なおも韓国を擁護するのだから、マスコミが日本人の信頼を失ったのも当然の結果だった。
マスコミは中国・韓国・北朝鮮の工作員どもに買収されてしまっていることを日本人はもうすでに知っている。
しかし、多くの日本人はまだまだ眠ったままである。マスコミは日本人がこれらの反日国家に対して絶対に「怒り」「憎悪」を持たせないようにしており、必死で工作をしているからだ。
日本人を目覚めさせないように、捏造、印象工作、世論操作、ステマを連日のように繰り返している。マスコミが恐れているのは「日本人の怒り」だ。
現代の日本人は気づいていないが、日本人はもともと戦闘能力が高い民族であり、いったんその闘争本能に火が付くと、世界史を変えるほどの能力がある。この怒りに火が付くと、中国・韓国・北朝鮮は「存在することができない」状況になる。
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日本人が、封印され続けていたものを取り戻せ
戦後75年、日本人は「闘争本能」を封印され続けてきた。アメリカですらも、絶対に日本人が「闘争本能」に目覚めないようにしている。日本人が本気で目覚めると、自分たちも無事ではいられないからだ。
中国・韓国・北朝鮮も、あるいはアメリカも、極端なまでに日本人が武力を持つのを恐れるのは、下手したら自分たちが致命的な傷を負う可能性があるからなのだ。だから、ありとあらゆる方法で日本人の牙は抜かれた。
戦後、日本に乗り込んで来たGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は日本が復活しないように強烈な言論弾圧を敷いた。それをプレスコードと呼ぶ。(プレスコード – ウィキペディア)
このプレスコードで「日本軍=軍国主義=悪の刷り込み報道」が為されるようになり、「アメリカへの批判」「イギリスへの批判」「ロシアへの批判」「朝鮮人への批判」「中国への批判」も封じられた。
日本の精神、日本の伝統、日本の強さをも宣伝できなくなっていき、日本人は急激に牙を抜かれ、やがて見下されるような存在にまで堕してしまったのだ。
しかし今、やっと日本人は「自分たちは洗脳されていたのだ」と気づくようになっていった。そして、闘争本能さえも押さえつけられていたことにも気づき始めた。戦後75年目にして、いよいよ覚醒しつつある。
これはすなわち、日本人はやっと「怒り」という感情を取り戻したということでもある。日本は戦後75年をかけて「怒り」という感情を抑え付けられ、去勢させられていた。
諸外国から理不尽な扱いをされても、「怒り」を感じないように教育され続けてきた。しかし、日本人がひとりひとり覚醒するようになった今、もう今までのように日本人を押さえつけることは難しい。
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児玉誉士夫という人物
覚醒した日本人は、実は再評価しなければならない人物がいるのではないか。それは、戦後の日本において、徹頭徹尾「再軍備」「自主防衛」を求め、個人で裏側から日本の主権を取り戻すために身を砕いていた人物だ。
この人物は、今はアメリカやマスコミや反日国家の工作員やそのシンパや共産主義者にめちゃくちゃに批判されたまま1984年に亡くなった。
彼の名前は、児玉誉士夫(こだま・よしお)と言う。
児玉誉士夫は、ロッキード事件でアメリカにはめられて失墜していったが、それまでは一貫して満州時代に手に入れた莫大な資金を利用して、日本が共産主義者の手に落ちるのを避け、アメリカの占領下にあって「再軍備」や「自主防衛」が実現するように動いていた。
自由民主党の創設者でもあり、鳩山一郎も岸信介も中曽根康弘もみんな児玉誉士夫の支援と資金があって大成している。そういう意味で児玉誉士夫こそが、事実上の日本の頭領であったとも言える。
なぜ日本は「再軍備」や「自主防衛」ができなかったのか。なぜ日本はGHQのプレスコードから抜け出せなかったのか。
それは、児玉誉士夫が支援した政治家たちが私利私欲や自らの地位の固執に汲々として、児玉誉士夫が目指していた日本の真の独立をないがしろにし続けたからだ。児玉誉士夫が次々と支援する政治家を変えざるを得なくなったのは、支援した政治家がうまく動いてくれなかったことにある。
日本はアメリカとの戦争に敗れた。しかし、児玉誉士夫は日本が再度、強国になれると信じていた。だから、児玉誉士夫は黒幕(フィクサー)として動いていたのだ。1953年9月18日付けのCIAの報告書によると、当時の児玉誉士夫が何を目指していたのかが列挙されている。
「日本共産党を破壊し、共産主義の影響をアジアから排除する」
「日本を反共産主義連盟の主要国にする」
「軍の再武装を通じて、国家主義的日本を再建する」
「日本共産党の流血革命に対抗し、それに備える」
児玉誉士夫が目指していたものは、まさに今の現代日本も目指さなければならないものであることに驚いて欲しい。なぜマスコミやアメリカや日本の周辺国は、児玉誉士夫を葬り去り、再評価させることもなく「いかがわしい人物」として歴史の闇に葬りさったのか?
児玉誉士夫は戦前は軍閥に関わり、戦後は多くの右翼人脈と共にヤクザ組織とも深く関わり合っていた。様々な企業買収や労働争議にも関わった。決して清廉潔白な人物ではない。
しかし、政界のフィクサーとしての手腕は凄まじいものがあった。なぜこれほどの人物が評価されず、ただただ叩きのめされて日本の歴史から抹殺されたのか。
それは、児玉誉士夫が最も日本の再建に手を尽くしていたからではないのか。
