格差

ネットカフェで暮らす貧困層と億超えマンションで暮らす上級国民が生み出す分断

平均所得が最も高い区である港区は平均所得1023万円だが、足立区は335万円である。これくらいの差ならまだ何とか分断は起きないだろうが、これが10倍も20倍も違ってくるようになると、暮らしも違ってくるし、感覚も違ってくる。日本社会は階層で分断してしまうのだ。(鈴木傾城)

安倍元首相が凶弾に倒れて社会が激震したのを、何も持たない層はじっと見ている

安倍晋三元首相は凶弾に倒れた。もはや失うモノがない弱者は、この出来事をじっと見つめているはずだ。「そうか、憎む相手にテロを行えばルサンチマン(復讐感情)を晴らせ、社会を激震刺せることができる」と気づいたはずだ。とすれば、これから社会のどん底にいる人間たちが、社会に牙をむくのである。(鈴木傾城)

日本の貧困と荒廃。ピラミッドの頂点にいる人間は憎悪の対象となり敵と化す

政治家やエリート層や経営者や富裕層だけがますます富んでいき、持たざる者がその輪から排除されるようになっていくと、ピラミッドの頂点にいる人間たちは憎悪の対象となり敵と化す。数からすると、エリートやエスタブリッシュメントの総数は極度に少なく、持たざる層は圧倒的に多い。だから、圧倒的少数の「頂点」はまわり中が敵となる。(鈴木傾城)

欧米流の切り捨て経営。「日本企業だから従業員を大事にする」はもう過去の話

日本企業もグローバル化していく中で、外国人の株主、外国人の経営者、外国企業との提携が当たり前になっていき、ROE重視の経営に変化した。日本人はまだ甘い希望を持っているかもしれないが、「日本企業だから従業員を大事にする」というわけではなくなった。(鈴木傾城)

貧困層がコロナで真っ先に死ぬ理由。安物地獄に溺れて、巡り巡って殺されていく

コロナで最も危険なのは基礎疾患を持った人たちだ。肥満は基礎疾患を招く。現代の貧困層は安いジャンクフードやスナック菓子で肥満していき、基礎疾患を抱えるようになり、医者にも行かずに放置し、そこにコロナ禍がやってきて重篤化して死んでいく。貧困層が真っ先に死ぬ。(鈴木傾城)

社会のおいしい部分は子に継がせて世襲化。そんな社会を打破する方法とは?

経営者や企業のオーナーは、そのポジションにいることで莫大な利益を得る。そして、そのポジションを絶対に手放さない。自分が老化してポジションに留まれないのであれば、今度は子供に引き継がせて金のうなるポジションを維持し続ける。打破する方法は、もちろんあるが……。(鈴木傾城)

同一労働同一賃金のワナ。正社員の賃金を非正規やパートに合わせる

2018年4月6日、安倍内閣は「働き方改革関連法案」を可決させたのだが、この法案はあまり人々の話題にのぼらなかった。しかし、この法案は今後の日本社会のあり方を一変させる大きな動きとなる。 何がどうなるのか。今後は正社員と非正規社員の賃金格差を同一のものとする「同一労働同一賃金」が法制化される。大企業は2020年4月から。中小企業は2021年4月からの実施となる。 「同一労働同一賃金」とは、簡単に言 […]