「嘘も100回言えば真実になる」に対抗するために必要なこと

「嘘も100回言えば真実になる」に対抗するために必要なこと

(韓国の喚き立てている従軍慰安婦問題での強制連行や性奴隷化は捏造だ。朝鮮労働者(徴用工)問題も捏造だ。しかし韓国はその嘘を「100回言えば真実になる」と言わんばかりに喚き立てて真実化しようとしている。中国の南京大虐殺もまたそうだ。日本は「嘘も100回言えば真実になる」を仕掛けられているのだ。改めてそれを再確認して戦いに備えるべきだ)

嘘も100回言えば真実になるというのを実践するのが中国や韓国の「歴史プロパガンダ」である。

これに対抗するにはひとつひとつ反証するのも重要なのだが、相手がやっていることが歴史プロパガンダであるという反論を200回も300回も言い続けることも重要だ。

つまり、相手が嘘を100回言うのであれば、こちらは真実を倍返しで言い続ける必要がある。一度や二度言って終わりにしていれば、相手の100回の嘘の方が勝る。

勉強でもそうだが、大切なことは何度も何度も反復される。反復を否定する人間は、愚か者か、怠け者でしかない。「大切なこと」こそ、繰り返されなければならないのである。

「覚えなければいけないことは反復する」「大切なことは反復する」というのは、優れた人間の最大の武器である。

たとえば、知の民族として世界に知られているユダヤ人は、旧約聖書を暗唱するために、子供の頃から「反復」を徹底させることで知られている。

この「反復」による教育法はイスラムでも取り入れられていて、イスラム学校ではコーランを覚えさせるために子供たちに繰り返し経典を「反復」させる。(鈴木傾城)

プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

一万回でも二万回でも「反復」して磨きをかける

「飽きもせず反復できる人間が大成する」というのは、昔からよく知られている。飽きっぽい人間は、よほどの才能がない限り大成できないというのも昔からよく知られている。

「飽きもせず同じことを繰り返す」というのは、悪用すれば洗脳の手段にもなるが、正しく使えば自らの目的を実現する大きな力になる。

だから成功している人ほど、目的を達成するために常軌を逸しているとまわりから思われるほど「反復」する。

アスリートは必要なワザや型を会得するまで、何百回どころか何千回に至るまで同じ動きを「反復」して、寸分も狂いもなく同じ動きができるように心がける。

イラストレーターや漫画家は、必要な絵が描けるまで、やはり何百回も何千回も同じデッサンを「反復」して書き続ける。それが苦痛だと思うようであれば、そもそもその業界に向いていない。

歌手や演奏者も、同じ曲を一万回でも二万回でも「反復」して磨きをかけていく。たった数分の歌を聴衆の前に見せるために、彼らは何千時間を練習に費やしているのである。

そうやって長い時間をかけて「反復」され、磨かれた曲が人々の琴線に触れると、今度はその曲が10年、20年に渡って同じ歌手によって歌い続けられることになる。

熟練のワザに触れると、人々が感銘を受けてそれが反復されるのを望むのである。

「同じことばかりできる」というのは大成する素質があるということである。それは大きな才能だ。

逆に「同じことばかりしている」と他人を嘲笑うような人は、何も成し遂げられない人でもある。真実が何も分かっておらず、何も実現できない人でもある。

 

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自分では何もしない人が何かをしている人を見下す

「同じことばかり飽きもせず反復する」というのは、他人から見ると無駄に見えるかもしれない。しかし、それは決して無駄ではない。むしろ、自分が望むものを手に入れるためには、絶対にしなくてはならないことである。

そのため、長い人生で何らかの果実を得たいと思うのであれば、早い段階で「反復の効果」を知り、それができるように訓練しなければならない。

何にしろ、自分が成し遂げたいと思うことは反復して手に入れなければならない。それは子供も漠然と気付くのだが、それが確信になるのが早い子もいれば遅い子もいる。

遅いどころか、大人になっても気付かない人もいる。

誰かが必要な技術を会得するために、同じことを何回も反復練習していると、必ず「馬鹿のひとつ覚えのように同じことをしてる」と嘲笑う人が出てくる。

「そんなことをしても無駄だ」と、自分では何もしない人が何かをしている人を見下す。

「反復」の重要性に気付かない人が、何かを手に入れようとして「反復」を続ける人を嘲笑するのである。いや、中には「反復」の重要性に気付いている人も、反復練習をしている人を馬鹿にすることがある。

その理由はひとつ。自分が会得できないものを相手が会得したら困るので、それを止めさせるためである。反復を止めさせれば熟練することはない。だから反復を止めさせる。

「反復する」というのは、いろんな意味でそれを実現する効果がある。だから、相手の足を引っぱるには反復させないようにすればいい。

本来であれば、このような雑音に耳を貸さずに、ひたすら反復をして熟練していけばいいのだが、残念ながら自分のやっている反復を馬鹿にされると、それを途中でやめてしまう人の方が多い。

「反復」というのは、「同じことを何度も繰り返す」ということなので、それは地味で泥臭く恰好が悪いことだ。だから、馬鹿にされることで、泥臭いことはやりたくないと思ってしまう人もいる。

 

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相手を上回るしぶとさを持っている日本人が必要だ

「嘘も100回言えば真実になる」というのは、悪い意味の反復である。反復の効果を知っているからこそ、嘘を反復することによって事実をすり替えてしまおうとしているのだ。

現在の日本は、こうした歴史プロパガンダの攻撃が為されていて、それによって国際的に大きなダメージを受けている。

だからこそ日本はこれに対抗するために、真実を200回でも300回でも、あるいは10年でも20年でも、手を変え品を変え、言い続けなければならないのである。

「歴史プロパガンダ」に対抗できるだけの真実の主張を、圧倒的な物量と時間と質量で言い続けなければならない。「沈黙は金」ではない。沈黙している間に、捏造が反復されて事実のようにされてしまう。

日本人は、同じ主張を反復して言うことを格好悪いと思ったり、しつこいと言われるのを嫌って口をつぐんでしまう。

当然のことながら、歴史プロパガンダを仕掛ける方は、執拗に真実を言われるのを嫌うので「同じことばかり言うな」とわざと嘲笑を含めた言葉で言ってくる。

しかし、もう恰好を付けている場合ではない。

相手がしつこく嘘を100回繰り返すのであれば、日本人は愚直にその倍の真実を繰り返して対抗しなければならないのである。対抗するというのは、そういうことなのだ。

このような部分で日本は「嘘も100回言えば真実になる」という歴史プロパガンダに負けているし、対抗できていない。

日本人が負けているのは、「反復」である。

「嘘も100回言えば真実になる」と相手が思っているのであれば、日本人は「真実を200回言って分からせる」くらいの気迫がなければやっていけない。

今の日本で「歴史プロパガンダ」に対抗できる人間というのは、「同じことばかり言うな」と相手に激怒されるほど、相手を上回るしぶとさを持っている人間だけだ。

日本人はもっと「反復すること」の力を再確認して、いろんな分野で泥臭く同じことを繰り返すことができる大物を生み出す必要がある。それは決して日本人の苦手ではない。(written by 鈴木傾城)

 

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「嘘も100回言えば真実になる」と相手が思っているのであれば、日本人は「真実を200回言って分からせる」くらいの気迫がなければやっていけない。その泥臭さが日本人に求められている。

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