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社会を不安定化させる経済格差。超富裕層と低所得層の違いはどうなっているか?

社会を不安定化させるのは経済格差である。一部が超富裕層となって、大半が貧困層となった時、社会はまともに機能しなくなっていく。その格差は、中流階級がどんどん下に落ちて貧困化し、富裕層の資産が逆に増えていくことによって開いていく。 日本はまだまだマシな部類であるが、将来はそうとも言い切れない。日本も経済格差が極度に開いた国になってしまうだろう。 現在、日本の相対的貧困率は15.7%であり、約2000万 […]

時が来たら行動できるかどうかが重要なのであって、予測は思うほど重要ではない

2021年に信用やレバレッジで調子に乗っていた投資家は、2022年の長い相場の下落によって大損失を喰らって一掃された。私自身は2022年は定期定額積立投資をしたくらいでほとんど動かずにいたので特に損失はなかった。 損失どころか、保有していたのがドル資産なので、2022年のドル高・円安で私の資産の価値は何もしていないのにもかかわらず勝手に増大して円ベースで見ると過去最高の資産額になっている。 このド […]

日本に期待しないので「日本と自分を切り離す努力が必要」と思う人が増えている

日銀の植田和男総裁は前任の黒田総裁のはじめた「異次元の金融緩和」を当面は続けていくことを宣言している。そして、これまでの金融政策は妥当であるとも付け加えている。 日本は、金融政策的にも「何も変わらない」ということなのだが、逆に言えば「もう何か変えることもできない」ということでもある。 たとえば、日本でも物価がずっと上昇し続けており、これからも上昇していくのだが、こうした物価高を止めたいのであれば、 […]

円の価値が喪失する理由。資産逃避どころか日本人の脱出も静かに進行していた?

2023年4月9日に日銀では植田和男・新総裁が就任して、翌日には岸田首相と植田総裁が辞令発令で会っている。 植田新総裁が沈みゆくこの国の金融政策でどのような舵取りをするのか世界は発言を待っていたのだが、4月28日の金融政策決定会合で、いよいよ方向性が見えてきた。ポイントになるのは、黒田前総裁が行っていた「異次元の金融緩和」を継続するのか止めるのか、という点だった。 異次元の金融緩和を「継続する」の […]

今こそ考えろ。馬鹿な政治家・無能な官僚と一緒に沈むほど虚しい人生はない

最近、「日本政府・高級官僚たちは日本国民を殺しにかかっているのではないか?」と思うことが多くなってきた。日本を豊かにして、日本人を富ませるのが政府・官僚の仕事のはずだが、今は真逆のことばかりしているからだ。 たとえば、岸田首相は「消費増税は当面考えていない」と言うのだが、それで「しばらく増税はないんだ、よかった」という話にはならず、裏で日本政府はひたすら「ステルス増税」に走っている インボイス制度 […]

「金のことを考えたくないから金が欲しい」のであれば、考えない投資が一番いい

すべての人が「金が欲しい、もっと欲しい、今すぐ欲しい」と思っているのは、現代が資本主義だからである。資本主義を否定する共産主義者でも「金が欲しい」と思って活動しているし、宗教をやっている人であっても「何がなくてもまずは金」という世界になっている。 誰も「金、金、金」と言いたくないが、金がない以上は生きていくことができないのだから仕方がない。私たちは主義が何であれ、主張が何であれ、ひたすら金のことを […]

円しか持っていなければ、その時点で超絶的な悲劇から立ち直れなくなる理由とは?

客観的に見ると、日本人の民度は高く、教育レベルも高く、日本人の勤務態度は極めてまじめである。 昨今では社会の底辺で荒廃が目立つようになってきて、こうした日本人の特性と長所は徐々に失われつつあるのだが、それでもまだ日本は国民の民度の高さというアドバンテージがかろうじて維持されているのは間違いない。 ところが、この民族的な優位性があるにもかかわらず日本はバブル崩壊以後、30年以上にも渡って成長すること […]

2020年代はいよいよ「先進国としての日本」の終わり?(質問コーナー始めました)

1990年代の日本はバブルが崩壊して頂点から一気に崩れ落ちた年代だった。2000年代は凋落がますます鮮明化して格差が広がった年代だった。2010年代は格差と共に貧困が定着していった年代だった。 では、2020年代は日本は目覚めて不死鳥の如く復活するのだろうか。 あなたには日本が復興する兆しが見えるだろうか。もしかしたら、「復興する兆し」どころか、逆に2020年代は日本の没落が本格的になる年代ではな […]

この10年で日本が変われないのであれば、次の10年は「この現象」がやってくる?

日本は潜在的なポテンシャルが非常に強い国であり、これまでの30年で経済を上向きにして復活できる可能性はいくらでもあった。 しかし、政治家と官僚があまりにも能力がなさすぎて、いつまで経っても復活できなかっただけでなく、いよいよ少子高齢化という亡国に至る道も放置して手遅れ寸前にまでなってきている。 有識者の中には、「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹をすればいい」と言い始めて高齢者の排除を主張す […]

金融市場の大混乱がやってくる。うまく立ち回りたいのであれば今がチャンスの時

2023年は景気後退《リセッション》がやってくる可能性があるというデータは2022年中に出ていたが、景気後退の前には金融市場の大混乱がやってくる。この1週間で、金融市場は大きく混乱していることに私たちは注目すべきだ。 何が起きているのか? アメリカのFRB(連邦準備銀行)は2022年3月から急ピッチで利上げを続けてきたのだが、これによって先週から、アメリカの地方銀行が次々と破綻していくという激震に […]

時代を変える人工知能。関連する企業に今すぐに投資することで儲けられるか?

2022年は人工知能にコマンドを与えると、あっという間に高画質な絵画をアウトプットしてくれるシステムが一瞬で広がり、2022年11月に入ったら、聞きたいことに関して何でも答えてくれる「ChatGPT」が一瞬にして世界を変えた。 ChatGPTは何でも答えてくれる。たとえば、「貧困問題とは何か?」と尋ねれば、『貧困問題とは、貧困層が抱える生活や社会的な問題を指します。一般的に、貧困層は生活水準が低く […]

首相自ら「日本が社会的機能を維持できなくなる瀬戸際」と言うのが日本の現状

日本には、30年近くも経済成長させることができない政党・政治家が相も変わらず居座っている。そして、日本国民もそれを変えるだけの勇気や決断力がない。日本人は変化に臆病な国民性があるので「駄目なら変える」と言う当たり前ができない。 それは何をもたらすのか、ここでよく考えてみてほしい。 30年も日本を成長させることができないような政党・政治家が、ここから急に目覚めて、大活躍して、日本を奇跡の復興をさせる […]

為替レート。素朴で単純で誰でも理解できる「たった1つの問い」で資産が増えた?

2012年に円が対ドル70円台に入ったとき、日本の評論家の一部は「円はもっと高くなる。50円になる、10円になる」と叫んでいた。そして、こうした評論家に煽られた人たちも束になって同じようなことを叫んだ。 ところが現実はまったく逆の動きをして、2012年11月から円はどんどん安くなっていき、2013年は一気に100円台に戻し、2015年には125円に到達した。 その後、円は再び円高基調になって、長ら […]

「損したくない」という気持ちがあまりにも強すぎる人が逆に大損するメカニズム

2022年は株式なんか買わずにじっとしていればよかった。エネルギー価格は上昇していたし、欧米はインフレに苦しんで欧米の中央政府は躍起になって利上げしていたし、中国はゼロコロナ政策を意地になって進めていて経済が停滞していた。グローバル経済は不調だったのだ。 しかし、2023年はようやくインフレが沈静化する「兆し」が見えてきているし、それに伴って中央銀行も利上げをどこかでストップする可能性も見えてきた […]

現金を持っていたら目減りする時代に入った。やるべきことと気をつけるべきこと

日本は30年近く物価が上昇しないまま推移してきたので、人々はすっかり「モノの値段は上がらない」「むしろ安くなる」という環境にどっぷりと浸り、だからこそ高齢者も年金で慎ましく暮らすという生活が成り立ってきた。 しかし、2020年のコロナ禍を経て世界は大きく変わった。 2022年からはグローバル経済はロシア・ウクライナの戦争や、中国のゼロコロナ政策の失敗や、アメリカの相次ぐ利上げによって、全世界の物価 […]

リストラが増えて世の中が悲惨になっていくのだが、それを喜んでいる存在がある

2023年に入って欧米でリストラが広がっている。それもそうだ。景気後退が予測されている中で多くの企業が利益率を減少させているし、金利は高止まりして設備投資ひとつでも金利がかさむのだから事業も拡大しにくい。 そうであれば、今のうちに不採算な事業を整理し、よけいな従業員はリストラし、とにかく身軽になる戦略は企業にとっては必須の金融防衛である。 コロナ禍の中の2年、人々はリモートワークを強いられたので、 […]

「衰退を止められない日本でいかに生き残るのか?」がテーマになったと理解せよ

日本はこの30年でまったく成長できない国となった。実質GDP成長率の平均は1%にも満たず、他国に追い抜かれていくばかりだ。実質賃金も上がらず、デフレがひたすら続いたので日本は「物価も給料も安い国」となってしまった。 少子高齢化も止められず、地方はひたすら過疎化していき、じわじわと都市圏の郊外をも空き家問題などが深刻化していこうとしている。学生の絶対数がいなくなるので大学もこれからの10年で経営危機 […]

株式市場の暴落の大底は景気後退《リセッション》の期間中に来る確率が高い?

世界の経済を見る上でアメリカは最重要国家なのだが、2023年のアメリカの実体経済は悪化しそうだ。アメリカのCEO(最高経営責任者)の98%がリセッションを予想している。インフレも利上げも2023年中は高止まりするのが大きな要因だ。 インフレというのはモノの値段が上がるということなのだが、モノの値段が上がったら人々は「高いなら買わない」という心理になっていくので、当然のことながら売れ行きは落ちていく […]

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