アメリカと北朝鮮の米朝首脳会談が成功だったのか失敗だったのかは評価できない。すべての情報が分かっているわけではないし、合意も玉虫色で良い方にも悪い方にもどちらにも取れるからだ。
ただ、はっきり言えるのは、北朝鮮という異常国家といかに話し合っても、最後は結局裏切られる結末になるのは分かっているということである。
日本の「自称リベラル」はなぜか指摘しないが、北朝鮮は凄まじい独裁国家であり人権侵害国家である。
日本の「自称リベラル」は安倍首相を「独裁者だ、ヒトラーだ」と攻撃するが、なぜ北朝鮮の金正恩を「独裁者だ、ヒトラーだ、キム辞めろ!」と言わないのか不思議だ。
北朝鮮は完全なる独裁体制であり、金正恩はヒトラーよりも悪い。毛沢東やスターリンも殺人独裁者だが、金正恩はそれと同等の独裁者である。
金正恩に従わない者は強制収容所送りか、もしくは死刑である。日本のように「アベ辞めろ」みたいなノリで、「キム辞めろ」と北朝鮮でプラカードを掲げていると、こうした人間はみんな翌日にはきれいさっぱり存在が消失しているはずだ。
それが北朝鮮という異常国家の実態である。(鈴木傾城)
苛烈な人権侵害を敷いている国に何も言わない?
凄まじい人権侵害が北朝鮮に起きている。しかし、日本の野党もマスコミもフェミニストも人権団体も、誰も北朝鮮には何も言わない。
最も苛烈な人権侵害を敷いている国に対して何も言わない。何も言わないどころか、北朝鮮を崇拝したり、支持したりするような態度すらも見せている。おかしいではないか。
拉致問題に関しても、犯罪国家である北朝鮮に「問答無用で返せ」とは絶対言わない。たとえば、河野洋平元衆議院議長はこのように言っている。
『今、日本がやらなければならないことは、朝鮮半島の植民地化について申し訳なかったとお詫びをすることだ。韓国に対してはお詫びして経済援助などを行ったが、北朝鮮とはまだ国交もなく、できずにいる。韓国と同じくらいは北朝鮮にもしないといけない』
立憲民主党の辻元清美も、似たようなことを言っている。
『国交正常化の中では、戦後補償が出るでしょう。日本は、かつて朝鮮半島を植民地にして言葉まで奪ったことに対して、北朝鮮には補償も何もしていないのだから、あたり前の話』
『北朝鮮には(戦後)補償を何もしていないのだから、そのことをセットにせず9人、10人返せばかり言ってもフェアじゃない』
辻元清美はまるで北朝鮮がフェアな国であるかのような言い方をしているのだが、他国の国民を拉致するような国に対して、金を払って国交正常化して下さいと卑屈になるのはフェアなことなのだろうか。
常識で考えると辻元清美が言っていることは「頭がおかしい」というのがすぐに分かるはずだ。
しかし、この頭がおかしい考え方を田嶋陽子という元参議院議員が、全面的に同意していて、『政府の北朝鮮に圧力って単細胞な考え方だ』とテレビで言ったりしているのである。
辻元清美も田嶋陽子も、マスコミでちやほやされている人間だが、こうした人間どもは独裁異常国家である北朝鮮を決して批判することはないし、金正恩に対して「キム辞めろ」ということもない。完全に北朝鮮に迎合している。
「戦争反対、平和を守れ」は北朝鮮に言うべきだ
野党もマスコミもフェミニストも市民団体も、「戦争反対、平和を守れ」と言う割には、北朝鮮に対してそれを言うことは決してない。
面白いことに、北朝鮮からミサイルを撃ち込まれていた日本に対して「戦争反対、平和を守れ」と言うのだが、ミサイルを撃ち込んでいる北朝鮮には絶対に「戦争反対、平和を守れ」とは言わないのだ。
朝日新聞は「一発だけなら誤射かもしれない」とか言って擁護すらもする。日本のマスコミは本当に日本人が発行しているのかと思ってしまうほど異常な論調だが、これを朝日新聞が延々とやっているのである。
なぜ日本の野党・マスコミ・フェミニスト・市民団体なるリベラルを称しているクズどもは、北朝鮮に対して「さっさと核を捨てろ、武器を捨てろ、戦争反対、平和を守れ」と言わないのか。
なぜ北朝鮮で戦争反対デモをしないのか。なぜ朝鮮総連の前で「キム辞めろ」とプラカードを掲げないのか。なぜ北朝鮮に憲法第九条を取り入れるように運動しないのか。
本当に「戦争反対、平和を守れ」と思っているのであれば、ウイグルやチベットを激しく弾圧する中国に対して突き上げるべきだし、国民を大弾圧し、下らない崇拝思想を押し付けている独裁国家・北朝鮮を攻撃すべきなのだ。
しかし、日本の野党・マスコミ・フェミニスト・市民団体は絶対にそれをしない。絶対に北朝鮮を攻撃しない。一番、攻撃しなければならないところを攻撃しない。一番、政権崩壊をさせなければならない国にそうしない。
その理由は明らかだ。
日本の野党・マスコミ・フェミニスト・市民団体は、結局のところ中国・韓国・北朝鮮の内部工作員に蝕まれているからだ。彼らが日本に対して「戦争反対、平和」と言っているのは、単に日本を武装解除させ、弱体化させ、侵略をしやすくするための地ならしだからである。
戦争反対だとか平和だとか本気で言っているわけではない。美辞麗句で日本を弱体化させるための「戦略」なのだ。
リベラルを称しているが、本当のリベラルではない
日本の野党・マスコミ・フェミニスト・市民団体は、北朝鮮が人権弾圧国家であることも、独裁国家であることも、暴力国家であることも、嘘つき国家であることも、絶対に触れようとしないのだから、欺瞞にまみれた存在であると言える。
彼らはリベラルを称しているが、本当のリベラルではない。ただ日本を弱体化したいだけの偽リベラルだ。
本物のリベラルであったら北朝鮮のような異常国家は絶対に何が何でも崩壊させるべきであると考える。
人権もなければ平和もない国なのだから北朝鮮が存続してはいけないと思うのは、本物のリベラルであったら当然のことだ。本物のリベラルは命をかけて北朝鮮と戦うだろう。
それなのに「北朝鮮の体制はおかしい」「金正恩のやっていることは異常だ」「キム辞めろ」と言わないのだから、それはリベラルではないということだ。
日本でリベラルを称している人間どもは、北朝鮮という本当に悪い存在を悪いと言わない。北朝鮮という異常な存在を擁護する。北朝鮮の暴虐には目をつぶって、日本をひどく貶める。
日本人はどうすればいいのか。
簡単だ。日本人は北朝鮮みたいな異常国家を擁護する薄気味悪い組織・団体・人間を確実に排除すればいいのである。
リベラルだとか言っている組織や人間がいたら、彼らが北朝鮮という地球上で最も異常な独裁国家を崩壊させるために動いているかどうかを見ればいい。
北朝鮮を擁護しているような団体や個人はリベラルだと言ってもニセモノだ。ただの反日の工作員でしかない。
こうした組織や人間を徹底的に排除する。あらゆる方法で攻撃する。最終的には崩壊させる。それを地道に、確実に、一歩一歩進めていく必要がある。
それが日本人に求められていることである。(written by 鈴木傾城)