「無償援助すると、激しい恨みを買う」という衝撃的な事実

「無償援助すると、激しい恨みを買う」という衝撃的な事実

(2018年10月23日。日本はやっと中国に対する政府開発援助(ODA)を終了させると発表した。やっとだ。これだけ長い間、中国に反日をされていて、日本はずっと中国を経済支援していたのである。他国にカネをばらまいても喜んでもらえると思ったら大間違いだ。改めて確認して欲しい)

日本は多くの国に無償援助を行っている。この援助は正式には「政府開発援助」と言われており、英語では “Official Development Assistance” と呼ぶ。その頭文字を取ると「ODA」となる。

ODAは「発展途上国の経済発展や福祉の向上のために行う」ものである。しかし、信じられないかも知れないが、日本は今まで「資金を無償で贈与」「技術を無償で贈与」をずっと中国に大して行ってきたのである。

日本は中国に対して「カネ」と「技術」をただで与えていた。2018年までずっと、日本は中国に無償援助していたのだ。

中国は常々「反日発言」「反日言動」を行い、時には多くの日本企業が焼き討ち・略奪に遭ったこともあった。

さらに、中国政府は尖閣諸島沖のみならず、沖縄も中国のものだと言って工作活動を堂々と行っている。

中国が思う存分「反日」を爆発させているにも関わらず、日本政府はせっせと中国にカネを貢いでいた。

そのカネは他でもない、私たちから搾り取った税金である。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

「日本を売らない限り私は出国できそうにありません」

何のことはない。日本はカネと技術をただで援助して、踏みつけにされていた。自らカネを貢いで、すべてを奪われて叩きのめされていたのだ。

馬鹿げていると思うが、これが日本の政治家のやっていたことである。あまりにも理解できないことが起きていたと思わないだろうか。国益を損ねるどころではない。1979年から2018年まで、延々と国富を売り飛ばしていたのだ。まさに「売国奴」だったのである。

政治家は何を考えているのかと思うかも知れない。

実は、その政治家は中国に取り込まれていたというのは、よく知られている事実だ。多くの政治家は無償援助を中国から打診され、それが実現すると中国は政治家にキックバックさせたり、便宜を図ったりしていた。

たとえば、元首相の橋本龍太郎という男は中国のODAを加速させた張本人だが、橋本龍太郎の秘書は中国政府の工作員であり、愛人だった。橋本龍太郎は10年間に渡り、彼女と肉体関係にあって、工作されていた。

こういった性行為を使った工作を「ハニー・トラップ」と言うが、政治家だけではなく、外務省や防衛省の高官が次々とハニー・トラップに落ちて中国に貢ぐようになっていた。

ハニー・トラップは中国の工作員の常套手段である。

2004年には、46歳の上海総領事館員が自殺していたが、ハニー・トラップに引っ掛かって情報を売ることを強要されていた事実が裏にあった。この人物は日本を売るのを拒否して2004年5月6日に自殺して、次のような遺書を残した。

「日本を売らない限り私は出国できそうにありませんので、この道を選びました」

元首相の橋本龍太郎という男は中国のODAを加速させた張本人だが、橋本龍太郎の秘書は中国政府の工作員であり、愛人だった。橋本龍太郎は10年間に渡り、彼女と肉体関係にあって、工作されていた。

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無償の援助は、憎しみを生み出す元になるという事実

日本は中国に工作を仕掛けられ、今も政治家が次々と籠絡されている。

中国だけではなく、韓国もそういった「工作」を次から次へと政財界に仕掛けており、その結果として、国民の血税が反日国家に渡っていく。

そうやって渡ったカネで親日が広がって行き、真の意味での友好関係が築けるのであれば少しは報われたと感じるのかもしれないが、実態は逆で、どんどん反日が加速している。

そもそも、日本がどこかの国に無償援助することは、親日国家を増やすことになるのだろうか。普通ならば「カネを渡すのだから少しくらいは慕われるはずだ」と考える。しかし、そうなのだろうか。

実は、そんな「根本的な部分」から見直さなければならないのではないかと考える人も多い。

なぜなら、「無償の援助は、憎しみを生み出す元になる」からだ。

いったいなぜ、無償援助が憎しみを生み出すのか。なぜ「このカネは返さなくても構わない」と優しく配慮したら、よりによって恨みを買うのか。

これは、国と国の関係、民族の民族の関係だけではなく、個人の関係でも言える普遍的な深層心理が横たわっている。

無償援助とは、援助を受けた側にとっては、無意識に格が下であり、従わされることであり、命令される側になるということである。援助する側が支配する気がなくても、援助される側は支配されると感じ、卑屈な感情を抱くしかなくなる。

反発すれば援助が切れる。だから、表立って反発できない。基本的には、耐えるしかなくなる。

無償の援助とは、無償であるがゆえにビジネスの関係ではない。従属の関係だ。

だから、「カネで屈服させられた」という意識がずっと残ることによって、憎しみが募っていく。

「無償の援助は、憎しみを生み出す元になる」のである。

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依存という状態も、憎しみを生み出す元になる

無償援助は、援助する側に対する「依存」を生み出すが、この依存という状態も、憎しみを生み出す元になる。

依存しなければならないというのは、どういうことか。

それは、物事を自分で決めることができなくなるということでもある。事態を自分で決定できない。

逆に言えば、相手に決定権を握られており、ここでもまた「屈服させられている」という感情が芽生える。

中国に無償援助と言えば、日本人からしてみれば善意で援助しているという感情しかないが、中国人の視点から見れば「我が中国人は、カネで日本人に屈服している」という感情になっていくのである。

韓国に無償援助と言えば「日本民族はカネの力で朝鮮民族を屈服させている」という感情になっていく。

無償援助をもらい、相手のカネに依存するというのは、決定権が自分になく、思い通りにいかないということであり、相手に翻弄されるということでもある。だから、無償援助してもらっている相手を、結果的には憎悪することになるのだ。

カネが欲しくないわけではない。カネは必要だ。だから、工作はする。しかし、実際にカネを受け取ると、結果的にカネで屈服させられているという状況になって憎悪が育つ。

本当に無償援助が必要なときには、あからさまに憎悪を表現することは絶対にできない。屈辱を飲み込んで、じっと耐えなければならない。しかし、何とか自力で立つことができるようになると、今までの恨みが爆発していく。

分かるだろうか。プライドや自尊心があればあるほど、無償援助を受けているというのは、耐えがたいことになるのである。カネは受け取るが、自尊心は傷ついているのだ。

無償援助する側は、そうった感情に鈍感だ。しかし、本当に鈍感なままであっては、そのツケは相手の憎悪を一心に浴びることで回ってくる。

日本は中国に無償援助をし続けてきたが、日本のためにならなかった。本当はもっと早くODAを打ち切るべきだった。少なくとも、反日暴動が起きた2012年には切るべきだったのだ。

それをしなかったから、ツケが回ったのだ。(written by 鈴木傾城)

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江沢民。日本から多額の無償援助を引き出しながら反日教育を遂行した男。中国はこの男が国家主席になった時から変質した。

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