日本の政治家は「竹島をさっさと返せ」としっかり言わないと韓国に伝わらない

日本の政治家は「竹島をさっさと返せ」としっかり言わないと韓国に伝わらない

韓国という信頼できない国と合意をするということに反対し、韓国とは国交断絶すべきだと主張する政治家が今の国会にはいないのが日本の不幸だ。日本を想う政治家であれば「韓国との国交断絶」を強く主張して当然だ。今なお、そう主張する議員が皆無であることには失望しかない。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。著書は『ボトム・オブ・ジャパン』など多数。政治・経済分野を取りあげたブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営、2019、2020、2022年、マネーボイス賞1位。 連絡先 : bllackz@gmail.com

韓国が約束や合意を守ると思う方がどうかしている

2月22日は「竹島の日」なのだが、日本の政治家は相変わらず韓国の竹島不法占拠を許している。竹島は日本の領土なのだから、さっさと韓国の実効支配を終わらせて取り戻す必要がある。領土は1ミリたりとも奪われてはいけない。1ミリ奪われると、次の1ミリも奪われるのだ。

日本の政治家が本気で「竹島をさっさと返せ」と韓国に突きつけないのであれば、「無能」だと罵られても「事なかれ主義」だと嘲笑されても仕方がない。日本の領土さえ取り返そうと努力さえもしない政治家には価値がない。

そもそも国会に「韓国と断交しろ」と主張する議員がひとりもいないということ事態が日本の悲劇である。そのように主張する議員は、立候補した瞬間にマスゴミと左翼活動家が狂ったように落選運動を始めるので当選する前に社会的抹殺される。表に出てこられない。

だから、韓国のエセ慰安婦問題にしても、エセ徴用工問題にしても、ほぼすべての議員が弱腰に終始して、結局は韓国の言いなりに謝罪したり金を払ったりしてしまう。

慰安婦問題を見てみればいい。これは2015年12月28日に「不可逆的完全解決で合意した」ことになっているのだが、韓国は今も慰安婦像を撤去もしていない。

日本のマスコミは大々的に報道しようとしないが、慰安婦像は今も韓国だけでなく世界中に設置されているし、日本でも『表現の不自由展』みたいな反日ガラクタ展示会で慰安婦像もどきが展示されたりしている。

日韓合意はまったく守られなかったということだ。

そもそも、韓国が約束や合意を守ると思う方がどうかしている。日本は何度もそれで騙されて来たのではなかったか。文在寅前大統領が終わってから大人しくなっているが、今までの経緯を見ると韓国は何をしても最後には裏切る国なのである。

【金融・経済・投資】鈴木傾城が発行する「ダークネス・メルマガ編」はこちら(初月無料)

約束を何度でも反故にするのが韓国という国の正体

ところで、この2015年12月28日の「日韓合意」を結んできたのは当時は外相だった岸田文雄である。馬鹿なことに、岸田文雄は韓国が合意を破ったときには、断交するとか報復するとか、そういう歯止めをいっさいかけないで口約束で合意を結んできた。

さらに愚かなことに、日本政府は守られもしない「不可逆的完全解決」のために10億円を払ったのだ。

なぜ「性奴隷にされた」「20万人強制連行された」という嘘を取り下げてもらうのに10億円も払う必要があったのか。案の定、約束を守らない韓国に10億円を毟り取られただけになったのだが、そうなるのは分かりきったことだった。

韓国という国は約束を何度でも反故にしてきた歴史があるのだから、嘘を引っ込めてもらうために10億円を払うというのは、相手の土俵に乗るだけである。なぜ岸田文雄は気づかなかったのか。

解せないのは、保守系を標榜する議員も「韓国みたいな国に10億円を支払う」ということに対して痛烈な批判や反対をしなかったことだ。誰も「韓国に騙されているだけではないのか?」と、当時の安倍首相や岸田外相を追及しなかった。

さらに合意が守られないのが発覚した後も、韓国に対して痛烈に批判する国会議員の姿もなかった。

韓国という信頼できない国と合意をするということに反対し、韓国とは国交断絶すべきだと主張する政治家が今の国会にはいないのが日本の不幸だ。日本を想う政治家であれば「韓国との国交断絶」を強く主張して当然だ。

今なお、そういう主張をする議員が皆無であることには失望するしかない。韓国との国交継続を訴える議員がいるのであれば、その反対の意見を訴える議員がいても当然なのだ。それがない。多様性のかけらも見い出せない。

【ここでしか読めない!】『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』のバックナンバーの購入はこちらから。

すべての国は自国の国益を真摯に追求している

韓国との国交断絶は別に無理なことではない。韓国側では日本と国交断絶すべきと主張する団体や個人が山ほどいる。それに呼応して互いに関係を断ち切る流れに持っていくのは決して不可能ではない。

日本は1972年に台湾との国交を一方的に断絶した歴史があるのだが、それと同じように韓国との国交を断絶すればいいのである。韓国は国と国との約束すらも守れないような国なのだから、断絶が最も相応しい。それと同時に台湾との国交を正式に復活させれば日本にはプラスの方が大きい。

反日国家と国交断絶し、親日国家と国交を復活するというのは、優れた問題解決の方法のひとつである。それは日本の国益となる。「国と国との合意すらも守れない国とは断交しましょう」という意見は、多くの国民も納得する。

外交とは「仲良しごっこ」をする場ではない。外交とは国益を追求する場である。現に、すべての国は自国の国益を真摯に追求している。この点は、どこの国も何のためらいもない。

ところが日本だけは、いつも諸外国に「配慮」して自国の国益を損ねてしまっている。特に韓国に対してはまるで腫れ物に触るように接して、しかも相手が無理難題を押し付けてくるとそれを受け入れるような方向で検討する。

韓国に対しては竹島を奪われても取り返そうとしないし、嘘八百の慰安婦問題で謝罪と賠償を要求されたら、何度も何度も謝罪する。謝罪するばかりか、今までは日本人の税金を「賠償金」という形で韓国に差し出すようなことすらもしていた。

政治家がこのような売国的な動きをしているのは、中国・韓国・北朝鮮のスパイが日本国内の中に根を張っており、それが政治の世界に侵食しているからだ。

政治の世界だけではない。マスコミの世界も、宗教の世界も、教育の世界も、財界も、スポーツ界も、芸能界も、映画界も、みんな不正な手段で乗っ取りが行われ、日本人のものではないものになってしまったのである。

日本人はあまりにも人が良すぎるために、重要な中枢部分がことごとく乗っ取られてしまった。だから、そういったものの総体として国益を追求できない政治ができ上がり、日本は韓国にいつも外交的に叩きのめされ続けるのである。

ダークネスの電子書籍版!『邪悪な世界の落とし穴: 無防備に生きていると社会が仕掛けたワナに落ちる=鈴木傾城』

「隣国を援助する国は滅びる」という真実は重い

しかし、いくら日本人が鈍感であったとしても、さすがに竹島を奪われ、捏造の慰安婦問題で攻撃され、仏像を盗まれ、強制労働があったと攻撃され、軍艦島の世界遺産をけなされて何も思わない日本人はいない。

旭日旗を戦犯旗、日本海を東海と言い換えされ、日本の教科書に介入され、日本の文化を何でもかんでも韓国起源にされ、韓流を押し付けられ、いったい日本の主権はどこにあるのか、という話である。

しかし、国民のこうした怒りに答えてくれる政治家がいない。今の岸田首相からしてまったく駄目だ。

そもそも、岸田首相は自分が2015年に結んだ日韓合意を破られても、その責任を首相になってもまったく追及しようともしない。「お前たちは2015年に俺と結んだ日韓合意を守れ」と韓国に言うこともない。

断交どころか、価値観を共有しない国であると本人が一番分かっているのに「韓国は重要な隣国だ」「健全な関係に戻し、さらに発展させていくため、緊密に意思疎通していく」と再び言い出しているのである。

「隣国を援助する国は滅びる」とマキャベリは言った。岸田首相はこの言葉を噛みしめるべきだ。

韓国は切り捨てなければならないのだが、そのためには岸田文雄みたいな裏切られても騙されても罵られても「関係改善」としか言えない政治家を断固として排除するのが重要になってくるのではないか。

価値感が共有できない国と付き合って、うまく行くと思う方がどうかしている。

韓国とはうまくいかない。うまくいかないものは、遅かれ早かれ壊れていく。そうであれば、一刻も早く国交断絶が最良の道である。

今の日本には、「韓国と国交断絶すべき」と毅然と言える政治家が必要とされている。いったい、いつになったら正論を言える政治家が登場するのか。そろそろ、こうした政治家が表舞台に立ち上がってもよい頃だ。

ひとまず2月22日の「竹島の日」に、日本の政治家は「竹島をさっさと返せ」としっかり言わないと韓国に伝わらない。特に保守とか何とか標榜している議員は、韓国の気持ち悪いカルト教団といちゃついていないで、「竹島をさっさと返しやがれ」くらいは韓国に言った方がいい。

『反日種族主義 日韓危機の根源 歴史に嘘をつくことはできない。(李 栄薫)』
『反日種族主義 日韓危機の根源 歴史に嘘をつくことはできない。(李 栄薫)』

鈴木傾城のDarknessメルマガ編

CTA-IMAGE 有料メルマガ「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」では、投資・経済・金融の話をより深く追求して書いています。弱肉強食の資本主義の中で、自分で自分を助けるための手法を考えていきたい方、鈴木傾城の文章を継続的に触れたい方は、どうぞご登録ください。

中国・韓国・北朝鮮カテゴリの最新記事