小泉進次郎、石破茂、河野太郎みたいな政治家と遊んでるヒマは今の日本にはない

小泉進次郎、石破茂、河野太郎みたいな政治家と遊んでるヒマは今の日本にはない

世襲のぼんくらや、アイドル崩れや、ハニトラにひっかかる人間や、大言壮語して実行が伴わない無能や、外国のカルト教団に選挙を手伝ってもらうような人間や、国籍不明の人間や、寝てばかりの高齢者や、裏金づくりで忙しい人間を政治家にすべきではない。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。著書は『ボトム・オブ・ジャパン』など多数。政治・経済分野を取りあげたブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営、2019、2020、2022年、マネーボイス賞1位。 連絡先 : bllackz@gmail.com

日本の政治はAIでいいのではないかという自虐

岸田政権が完全にレームダック化している中で、時事通信が「誰が次の首相にふさわしいか」というアンケートを取ったら、小泉進次郎、石破茂、河野太郎の名前がそれぞれ上がっていると出て、SNSなどで「日本は終わった」と炎上している。

それもそうだ。どの人物も日本の将来を担うには心もとない人間ばかりであり、国難に太刀打ちできるとは到底思えない。近年、政治家たちの中では「無能極まりない」と評される人物が増加しているのだが、そのような人材しか上がってこないことに日本の絶望がある。

日本国民はもう政治に期待していない。信頼もない。30年も国を成長させることができない無能な政治家たちの「指導力の欠如」と「対処能力の不足」に、国民はもう呆れ果てており、「日本の政治はAI(人工知能)でいいのではないか」という自虐的な声まである。

AIなら政治家よりも的確な答えを出すし、パーティーを開いて裏金づくりをすることもない。人間よりよっぽどクリーンで答えも的確なのだから、もしかしたら自虐ではなく、本当にAIでいいのかもしれない。

ただ、AIが本当に人間に取って変わるまでは人間の政治家が政治をやるしかない。政治家の役割は極めて重要である。政治家たちにリーダーシップを発揮してもらい、国の課題に適切に対処してもらう必要がある。

しかし、今の日本の政治家は与党も野党も含めて、これらの期待に応えることができていない。いないほうがマシだと思うような政治家たちも目立っている。彼らの不適切な行動や意思決定は、経済、社会、国際関係など、多岐にわたる課題に深刻な影響を与えている。

この調子だと「失われた30年」は「失われた40年」となり、日本の凋落はもっと進み、少子高齢化も解決せず、日本という国はつぶれてしまうだろう。

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日本国民のことはまったく見ていない政治家

岸田首相を見てもわかる通り、日本の政治家は強力なリーダーシップを持ち合わせていない。「令和の所得倍増」とか「異次元の少子化対策」とか「火の玉」とか、言うことはいちいち大袈裟だが、中身は伴っていない。

岸田首相になってから日本は19か月連続で実質賃金がマイナスに落ち込んでいるのだが、「令和の所得倍増」はどこに言ったのかという話だ。「聞くチカラ」とか言いながら国民の言うことは聞かず、「明日は今日よりも良くなる」と言いながらどんどん日本を悪くしているのが岸田首相だ。

完全に課題への対処能力が不足している。国民の期待に応えることができず、社会的な不安が広がっていく一方である。

岸田文雄のような無能な政治家が台頭する一因として、日本の政治体制そのものが問題を抱えていることもある。

政治家のぼんくら息子が世襲したり、国民が落とした政治家が比例で復活したり、選挙制度や政府の機能不全など、政治システム全体における欠点が無能な政治家たちの台頭を許している。

日本の政治は異様なまでに世襲が多いのだが、世襲が多いというのはそれだけ政治が利権と腐敗の温床になっているということの証でもある。私たちはぼんくら議員の食い扶持を与えるために彼らを選んで国を傾けているということになる。

本来であれば、国を想ってリーダーシップが取れる有能でタフな人を政治家にしなければならないのだ。政治家にとって、強くスジの通ったリーダーシップが取れることは不可欠な資質だ。しかし、日本の政治家のほとんどは、そのリーダーシップが発揮されていない。

自民党の政治家たちを見てもわかると思うが、彼らはしばしば国ではなく政党の派閥を配慮したような、あるいは財務省に配慮したような決定を下す。日本国民のことはまったく見ていない。

対外的にも、LGBT法案を見てもわかる通り、アメリカに言われたことだけは犬のように従って、日本国民のことは何も見ていない。

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日本の政治家は無能なだけでなく無責任でもあったのだ

アメリカの言うことは聞いて日本国民の都合を聞かないのであれば、今の政治家は属国の政治家でしかない。ここに30年も日本を成長させることができない一因がある。岸田政権を含め、歴代の政権は「日本にとって」の適切な戦略的判断をしてこなかったということだ。

優れたリーダーは国の将来を見据え、長期的な戦略を描くことができる。ところが、日本の政治家はまるっきりそれができていない。アメリカのポチであり、財務省のポチであり、圧力にも弱いので諸外国にも脅されたら従う。

それでいて、日本国民にだけは高圧的である。

インボイス制度で数十万人もの反対の声があったのにもかかわらず強行したのも見ても、増税の計画や社会保険料の引き上げや控除の削減みたいなことをして国民の負担率を上げるような政策を見ても、日本の政治家は日本人のことなど何も考えていないというのが分かる。

さらに、彼らは責任感の欠片《かけら》もない。

パーティーを開いて裏金を集めてキックバックして、バレるまでは「お答えを差し控えさせて頂きます」「今、精査しているところです」「適切に対応したい」「職務は果たしたい」「しかるべきときに説明」と言い逃れに終始して、批判を込めて攻撃されたら「何も言わないって言ってるじゃない」「頭悪いね!」と逆ギレする。

結局、日本の政治家は無能なだけでなく無責任でもあったのだ。どうすれば日本国民が豊かになり、日本が成長し、日本が豊かになり、日本が自主独立できるようになるのか、本来、政治家が考えるべきことはまったく何も考えていない。カネのことだけだ。

30年も国を成長させることができないような政党は与党になるべきではないし、そういう政治家は無能の烙印を押して退場させるべきだ。そうしないと、いつまで経っても日本は浮上できない。

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危機に落ちている日本は救国政権が必要な事態

日本人はもっと政治に抗議しないと、このままでは国を滅ぼすことになってしまう。

世襲のぼんくらや、アイドル崩れや、ハニトラにひっかかる人間や、大言壮語して実行が伴わない無能や、外国のカルト教団に選挙を手伝ってもらうような人間や、国籍不明の人間や、寝てばかりの高齢者や、裏金づくりで忙しい人間を政治家にすべきではない。

こんなのを政治家にしても日本は良くならないのは明白だ。

真の意味で日本の窮状を救える政治家を慎重に選ばなければならない。日本のために働く政治家、すなわち強硬な「日本主義」を思想のベースにある右派の政治家を立てることが重要だ。

要するに剛腕を振るう「強硬右派」の政治家がトップにならないと、いつまで経っても日本は属国のままであり、日本国民は隅に追いやられたままである。「日本のために死ねる」「日本のために死ぬ」政治家が求められているのだ。

日本人はそういう人物を見つけて国政に送り出し、支援し、逆に売国の人間を国政から排除し、落選させる必要がある。もはや、どこの政党にも無能な政治家で満ちあふれているので、「この政党に属している」だけで議員を選ぶことができない。

そして強硬右派の議員は、あらゆる分野で優れた専門家やアドバイザーを招聘し、国益に基づいた政策決定を推進することで、より効果的な対策を講じる必要がある。

すでに日本は危機に落ちているのだから、場合によっては救国政権が必要な事態でもあると私は見ている。小泉進次郎、石破茂、河野太郎みたいな政治家と遊んでいるヒマは今の日本にはないのだ。

ここ数年でも日本の政治が何も変わらないのであれば、日本という国は本当の意味で沈没していくのだろう。

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