立憲民主党と国民民主党は、くっ付こうが離れようが価値がないのは変わらない

立憲民主党と国民民主党は、くっ付こうが離れようが価値がないのは変わらない

立憲民主党と国民民主党が、再び合流して「民主党」として復活するとかしないとか、そんな話がまた出てきている。これらの政党は、主義主張がバラバラの寄せ集めだったから分かれたのではなかったか。都合が悪くなったらバラバラになり、頃合いを見てまたくっ付く。それを何度も何度も繰り返す。そして、そのたびに名前もころころと変える。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

立憲民主党と国民民主党が合流?

立憲民主党と国民民主党が、再び合流して「民主党」として復活するとかしないとか、そんな話がまた出てきている。これらの政党は、主義主張がバラバラの寄せ集めだったから分かれたのではなかったか。

しかし、今度は立憲民主党の枝野幸男によると、「保守、リベラルという既存の枠を超え、多くの国民を包摂することを目指す」のが必要なので、また一緒になる方がいいのだという。

実際にはバラバラだと与党に到底勝てないので、仕方なく一緒になるしかないというのが現実だ。別に一緒になりたいと思っているわけではない。どちらも「このままではじり貧だ」と思っているだけなのである。それで「仕方なく」また一緒になろうとしている。

都合が悪くなったらバラバラになり、頃合いを見てまたくっ付く。それを何度も何度も繰り返す。そして、そのたびに名前もころころと変える。

民主党という名では国民に相手にされないので民進党にネームロンダリングし、じり貧になったら、さらにそこからバラバラになり、それでは支持率がゼロに向かっていくばかりなので、それならまた戻す。

こんなことをやっていて、国民の支持が戻ると思っているのだろうか。

もちろん、この合流が実現するのかどうかはまだ分からないが、名前ひとつ決められない、継続できない、すぐに仲間割れするだけの情けない議員の集まりであるというのが露呈している党に期待する国民などいない。

そもそも、くっついて名前を変えても変えなくても、中身が変わるわけでもない。中身が変わらないのに、合流して名前だけ変えたのであれば、それはただの「名前ロンダリング」である。

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「国というものが何だかよく分からない」

「名前ロンダリング」というのは、借金や保険金詐欺や国籍詐欺をする犯罪者が、本名を養子縁組や結婚で変更して、別人に成りすますものを言う。前科を持つ人間もそうやって名前を変えることがある。名前を変えることによって、過去の犯罪を「なかったこと」にしてしまう。

民進党がやっているのもその類いである。

民主党が政権を担っていた2009年から2012年までの3年間、日本はこの民主党のせいで国家崩壊寸前にまで突き進んでいた。日本人は絶対にこの3年間の地獄を忘れることはない。だから、民主党は名前を変えて「なかったこと」にした。

民主系は政権を担うことがでいるような人材がいるわけでもなく、また国益を追求する人間がいるわけでもない。国益どころか反日と売国に向けて突き進んでおり、パフォーマンスはするが国会審議は拒否して政治家としての仕事もしない。

仕事をしないというのは正確ではない。仕事が「できない」のである。民主系は昔からそうだ。

たとえば、民主党の党首だった鳩山由紀夫は、今では誰が見ても反日と売国にまみれた政治家であったと認識されている。

「日本列島は日本人だけのものじゃない」「国というものが何だかよく分からない」と言っていたのもこの男だ。国が何か分からないと言う人間が党首であり、一時は首相の座にいたのだから国が傾いて当然である。

アメリカもことさら鳩山由紀夫を嫌っていて「ルーピー」と仇名をつけたが、日本人も怒るどころかそれに同意して鳩山由紀夫を「ルーピー」と言い続けて来た。

菅直人はこのルーピーの上をいくルーピーであり、尖閣諸島沖漁船問題で中国にはひたすら弱腰で対処し、福島第一原発の事故で現場を混乱させ、首相の座に居座って政治・経済を不能にさせた。

野田佳彦は収束していない原発処理を「収束した」と平然と嘘をついて、しかも増税しないと言っていたマニフェストを破って増税に道筋をつけた嘘八百でできていた人間だった。

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マニフェスト詐欺を忘れていない

そもそも民主党は、マニフェストを前面に打ち出して2009年に政権の座についたのに、そのマニフェストはまったく実行されなかった。「マニフェストは国民との契約」と言っていたにも関わらずそうなのである。

国債を発行しないも嘘だった。増税しないも嘘だった。高速道路無料化も嘘だった。最低賃金を上げるも嘘だった。埋蔵金を発掘して財源とするというのも嘘だった。

天下りを許さないというのも嘘だった。暫定税率を廃止するというのも嘘だった。内需拡大して景気回復するというのも嘘だった。ガソリン税廃止するというのも嘘だった。

それでいて、朝鮮人学校無償化、人権侵害救済法案、外国人住民基本法、夫婦別姓、外国人地方参政権等には真剣に取り組み、野田佳彦に至っては2011年10月19日には韓国との通貨スワップを5兆円に拡大するという売国に邁進していた。

日本をないがしろにして売国する政権に国民は2010年の時点ですでに我慢の限界に達していたが、民主党は解散を拒み続けたために混乱は拡大し続けた。

日本人が解散総選挙で民主党を政権から放逐できたのは2012年12月だったが、この3年で日本は国際的な信頼も失い、リーダーシップも喪失し、民主党の意図的な円高の放置と株安のせいで企業も壊滅的ダメージを受けていた。

民主党がいかに危険な政党だったのかは、表側で見える活動ではなく、裏側で発動していた日本破壊工作に注目した方がむしろ鮮明になる。

民主党は政権を執っていた2009年から2012年の間、大きな4つの破壊工作を行っていた。その破壊工作が以下のものである。

(1)「政治」の背乗りを容易にする環境づくり
(2)「歴史」の背乗りを容易にする環境づくり
(3)「皇族」の背乗りを容易にする環境づくり
(4)「国籍」の背乗りを容易にする環境づくり

要するに日本を中国・韓国・北朝鮮に侵略させるための裏工作を着々と進めていたのが民主党だったのである。

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存在価値のない政党に関わっている暇はない

民主党が政権を執っていた3年間、超円高と株安で日本経済はどん底に沈み、浮上するきっかけすらもなかった。現在の安倍政権になってからやっと円安転換し、日本の株式市場も上昇機運に乗って経済的混乱や政治的混乱から脱するようになった。

民主党政権の混乱を収め、政治的安定と共に経済的安定をも取り戻した安倍政権をマスコミも民主党系議員も評価すべきであるが、もちろん評価などすることはゼロに等しい。

民主党から民進党、そこから立憲民主党に移った辻本清美という前科持ちの議員は、このように書いていた。

「株価は上がっていると喜ぶ人たちはいるけれど、なんだか『不気味』と『疑問や不安』を抱いている方は多いのでは」

こんな議員がいるのが民主党出身の議員なのである。日本経済が復活していくのを気持ち悪いと言う人間なのだから、「本当に日本の議員なのか」といぶかってしまうレベルだ。

「本当に日本の議員なのか」と言えば、村田蓮舫もどこの国籍なのか言葉を二転三転させて逃げ回り、私たちはこの議員が日本人なのかどうかすらも「まだ」分からない。党を潰した村田蓮舫は、そのまま立憲民主党に逃げて今は自分のことは何もなかったかのように安倍政権を攻撃している。

誰ひとり何の責任も取らないで、安倍首相批判を朝から晩まで繰り返して、反日のマスコミと一緒になって倒閣工作ばかりしているのが民主党系議員の特徴である。再び名前を他の何かに変えたからと言って期待できるはずもない。名前をどのように変えようが、この政党は国民に必要とされていない。

必要とされていないのだから、そもそも存在意義がない。日本の国益を損ね、日本の政治を混乱させるだけの仕事しかしないのに、存在意義があると考える方がどうかしている。こんな存在価値のない政党に関わっている暇はない。

バラバラのままでいようが、また合流しようが、こんな反日政党は日本に必要ないということだけは一貫している。日本人はいい加減に、こうした反日議員を切り捨てなければならないのではないか。

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