大量の情報によって、人は無意識に悪質なプロパガンダに洗脳されていく

大量の情報によって、人は無意識に悪質なプロパガンダに洗脳されていく

人は本能的に手に持ったものに注意が惹かれるが、今や人々が手にしているのは、荷物ではなく情報だ。インターネットとスマートフォンは、「大量の情報」を人々にとめどなく流し込む道具である。

スマートフォンで情報を「持つ」ようになると、それは文字通り、情報が身体の中に流れ込むようになっている。多くの人は街を歩きながら情報を取り入れ、さらにちょっとした空いた時間でも情報を取り入れている。

どんなことでも情報が取れるようになって、それは人間の生活を劇的なまでに便利なものにしたが、その一方で大きなデメリットも生まれつつある。

大量情報に晒されるということは、有害なプロパガンダにも晒されて、知らずして洗脳されるということである。朝から晩まで妙な思想を刷り込まれて離れられなくなってしまうのだ。

大量の情報によって正しい情報が埋もれてしまい、正しい意志決定ができなくなり、プロパガンダが本物だと思い込んでしまう。

大量の情報の中にプロパガンダが潜むという危険性に気を付けなければ、知らずして洗脳されてしまっても仕方がない。大量の情報の中には、危険なものもある。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

大量の情報がその人の毒になっていく

食べ物でもクスリでも何でもそうだが、大量に取り込むというのは、時として「毒になる」ことはよく知られている。

大量の情報も同じだ。大量の情報の中には、朝日新聞のような社会的に有害なマスコミが垂れ流すプロパガンダが大量に混じっている。それに浸る時間が長ければ、大量の情報がその人の毒になっていく。

長時間に渡って大量の情報に晒されるというのは、それ自体が中毒や依存を招く。大量の情報に溺れるということは、それをしっかりと消化することもできなくなり、思考停止を招くということでもある。

思考停止の中に潜り込んで来るのがプロパガンダだ。大量の情報に疲れ果てて考えられなくなり、洗脳に近いプロパガンダや悪意ある世論操作の情報を受け入れてしまう。

朝日新聞は「日本は駄目だ、日本は悪い国だ、日本は価値のない国だ、日本は間違った国だ、日本は悪い歴史を持った国だ、君が代は嫌いだ、国旗は嫌いだ」と手を変え品を変えて報道している。

こうした情報はまともな日本人なら冷笑すべきものなのだが、あまりにも朝日新聞が大量にそうした情報を流し続けるので、この大量の情報に日本人の思考が疲れてしまうのである。脳が麻痺してしまう。

そして、あまりに大量のプロパガンダで脳が麻痺状態になったところで、「中国・韓国・北朝鮮に謝罪しろ、賠償しろ、戦うな、占領されろ」みたいな方向に暗に誘導されると、それが脳に刻み込まれていく。

そうなると、人は無意識にそのプロパガンダに洗脳されていくのだが、それはもちろん「自分で考えた」のではなく、大量の情報によって「押しつけられたもの」なのである。

もちろん、本人はそれを押しつけられたとは思っていない。自分で選んだと思っている。

しかし、いろいろな考え方がある中で、敢えて日本人が日本を貶める考え方を選ぶのは、それが大量のプロパガンダが脳に刻み込まれてしまったからだ。

知らずして、洗脳されてしまったのである。

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プロパガンダの渦に巻き込まれてしまう

大量の情報に無自覚に溺れるというのは、いつしか朝日新聞のような売国プロパガンダに洗脳される危険性に自らを置いているということでもある。

他人のコントロール下に入るのである。売国マスコミのコントロール下に入るのである。

大量の情報で、自分の考えが育つのではない。誰かの悪意あるプロパガンダや洗脳が、まったく知らないうちに自分の考えのようになってしまうのだ。

それを洗脳と呼ぶ。あまりにも大量にプロパガンダを浴びて、それ以外の考え方を受け付けなくなる。そして、自分の思考をプロパガンダで塗り替えられて、人生そのものも変質させられてしまう。

かつて情報は「欲しいものを得る」ものだったが、今やそんな牧歌的な状態はすっかり過去のものとなった。現代社会は、少しでも気を抜くと、「大量の情報」がスマートフォンやパソコンやテレビから流れ込んで来る時代なのだ。

そして人々は、気がつけばプロパガンダの渦に巻き込まれてしまう。

恐ろしいのは、人々が朝日新聞のようなプロパガンダ紙の情報に騙されないように「総合的に判断」しようと思っても、そこでまた騙されるということだ。

たとえば、朝日新聞を読んで、ニューヨーク・タイムズを読んで、ハフィントンポストを読んで、週刊金曜日なんかを読んで、総合的に情報を手に入れたと考える人もいるかもしれない。

しかし、これらのメディアはすべて朝日新聞の人脈や提携で成り立ったメディアである。つまり、どれを読んでも朝日新聞の売国プロパガンダを読まされることになる。

このあたりの事情を知らないと、読んだものがすべて朝日新聞の売国プロパガンダになってしまっていることも気が付かない。かくして、日本人なのに日本を貶める売国者が生まれるという状況になる。

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プロパガンダから逃れることなどできない

インターネットは情報化社会を作り出したが、それがスマートフォン時代になると一気に加速度を付けて情報大量化社会へと突入した。

かつて高価なスマートフォンはどんどん安価になっていき、そのうちにタダのような値段になる。そうなると、貧困者でもスマートフォンを当たり前のように持つようになっていく。

そして、プロパガンダが大量に流れ込むことになる。あからさまに社会を歪める情報が拡散していく。

プロパガンダが流れ込む仕組みは、今後は身につけるインターネット機器によってさらに一歩進む。そのため、もはや悪意あるプロパガンダから逃れることなどできない。

これからは、大量のプロパガンダとも共存しなければならない時代となるのだ。

ここで重要な点は、「大量のプロパガンダ」そのものから逃れられない社会になっていることと、人々が何の危機感もなくそれに染まってしまっていることだ。

誰もが自分自身に大量のプロパガンダが流れ込んで来ていることを意識しないでいる。当然、その弊害やデメリットも考えることがない。まったく、誰も気にしないところでプロパガンダが日本人を蝕んでいる。

今後、自分がプロパガンダに洗脳されないようにするためには、毎日毎日大量になだれ込んで来る情報の渦の中には、最初からプロパガンダが仕掛けられているということを充分に知ることが必要になる。

すでに日本社会には、朝日新聞のような有名なプロパガンダ紙が存在しているのだ。

こうした新聞社が自分で「クオリティペーパー」だとか「天声人語」だとか言って、日夜、日本人の思考を歪めようと情報発信している。最初からこういった有害なプロパガンダ紙は読まないということも重要だ。

情報リテラシーを高めるというのは、一次ソースが朝日新聞だったら、プロパガンダではないかと疑うということを徹底するということだ。

気を緩めていると、騙される。(written by 鈴木傾城)

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