彼らはあらゆるところに入り込んで、重要機密を盗み出したり、組織を乗っ取るための工作をしたり、逆に組織を破壊したりするような動きを見せる。
マスコミが工作員まみれになっているのはよく知られるようになってきたが、それは彼らが外部に向けて意見を発信するからであって、発信しない業界に潜り込んだ工作員は、目立たない分だけ悪質だ。
工作員と言っても、映画のように荒唐無稽なアクションを行うわけではない。
一見、目立たない普通の人が、普通にきちんと働き、普通に給料をもらい、それでいて裏で工作活動を行う。そんなタイプが日本に紛れ込んでいるのである。
彼らは表面的にはごく普通の人だ。しかし、裏を持って動いており、素知らぬ顔をしてまわりを騙し、じっと機会を窺っている。
信じていた社員が、実は産業スパイの一端を担う
たとえば、エフセキュアという企業に反社会的な人間が紛れ込んで、個人漏洩をしていた事件があった。この男は反日運動を行っていたグループの一派であり、その界隈では有名な人間でもあった。
他にもインテリヤクザを称して反日運動をしていたような人間も一流企業に潜り込んでいた。これらの男は若干、頭が足りなかったので工作活動がすべてバレて窮地に陥っている。
しかし実際には、この男たちよりもはるかにうまくやっている工作員が各企業に潜入を試みており、実際に潜入を成功させている。
スパイ防止法が制定されていないのだから、産業スパイも日本の重要企業に入りたい放題やっている。
東レも、デンソーも、ヤマザキマザックも、新日鉄もすべてやられた。外部から情報を盗まれる手口もあるが、深刻なのは内部から潜入されて盗まれる手口だ。
内部から盗まれるというのは、要するに社員が職務の権限の中で情報を盗んでいくということだ。信じていた社員が、実は産業スパイの一端を担っていた。
配偶者が外国人で、その外国人が「操る」という手口もある。2008年に、イージス艦情報漏洩の事件があった。
ここで首謀者となった二等海曹の妻は中国人女性で、この女性が事件の首謀者で、事件後に国外追放された。しかし、また日本にやってきて横浜中華街に潜伏して新たなターゲットを探していたと言われている。
ちなみに、自衛隊では中国女性・韓国女性と結婚する男が非常に多いことで知られている。
2010年の調査では自衛隊員の800名が外国人女性と結婚していることが発覚した。しかも、そのうちの70%は中国女性だった。
政治家では橋本龍太郎が中国人女性と愛人関係にあったことが知られているが、総量規制で日本を沈没させながら、一方で中国へのODAを続けたのが、この橋本龍太郎という男だ。
無邪気なまでの性善説でいたらやられる時代だ
日本はスパイ防止法がなく、ありとあらゆる業界に工作員が紛れ込んでいる。
彼らは無理をしない。自分の所属する企業や組織から、重要なデータにアクセスし、盗むことができるまで、ずっとそこに潜伏したまま過ごしている。
1年、2年単位ではない。10年単位で所属することすらもある。いわゆる「スリーパー」と呼ばれるタイプで、時が来るまでずっと目立たないで普通にしているのである。
しかし、時が来れば一気に動き、奪い、場合によってはその後、音沙汰もなく消えていく。
日本人は、まさか自分の知り合いや同僚や社員が恋人や妻が、犯罪者や工作員だとは考えない。目の前の人を疑うことは、考えることさえ失礼だという認識がある。
「人を信じることにしている」というのは、日本人にとっては美徳である。だから、しばらく和気藹々と普通に話ができると、もう信用してしまう。
昔ならそれでもよかった。しかし、中国・韓国・北朝鮮の反日工作員が跋扈する現代は、それがアダになる。ナイーブだと足元をすくわれる。
悲しいことだが、日本人はもう簡単に「相手を信じてはいけない」時代になっているのである。
中国・韓国・北朝鮮で反日がどんどん加速し、日本の破壊を虎視眈々と狙っているのだから、無邪気なまでの性善説でいたらやられる。
まだこれについて警鐘を鳴らしている人は少ないが、これは非常に重要なことだ。もっと危険を訴える声が高まらなければならないが、不思議なことに誰も何も言わない。
本来であればスパイ防止法が整備されていなければならないのだが、そうなっていない。自分のまわりはみんな善意の人だと信じるのも愚かだし、何も警戒しないでいるのも愚かだ。
自分のまわりがみんな善意の人だと信じ込むな
工作員を見抜けると思うのは間違いだ。自分が一番好きな人が工作員である可能性がある。
熟練した工作員であればあるほど、他人に信用される洗練されたテクニックを持っており、普通の人よりもよほど信用されるために心を砕いている。
親切で、優しく、有能で、一緒にいて心地良いことが多い。
中国に売国していた橋本龍太郎も馬鹿ではないから、自分に身も心も捧げてくれている中国女性が工作員である可能性があることくらいは途中で気がついたはずだ。
彼女は2005年12月3日に、自ら公安当局の所属だったことを暴露しているが、そもそも中国によるハニー・トラップは中華人民共和国が建国されて以来、ずっと続いていた伝統だ。これを橋本龍太郎が知らなかったわけがない。
結局、橋本龍太郎はこの愛人の存在によって大スキャンダルに巻き込まれて窮地に陥るが、そうなってもこの愛人を最後までかばっている。
なぜなのか。それほど、この中国人女性は橋本龍太郎に尽くしていたということだ。途中で裏切られていることが分かっても許してしまうほど、関係が心地良かったのだ。
しかし、それによって日本という国家の命運が歪められたり、あるいは重要な情報が筒抜けに漏れていくようなことになるのであれば、「心地良かった」で許されることではない。
重要な役職にある人が下記のように考えていると、いずれは深刻なトラブルに巻き込まれる可能性がある。
(1)相手が工作員や犯罪者だとはまったく考えない。
(2)自分のまわりはみんな善意の人だと信じ込んでいる。
(3)近づいてくる異性を心から信じてしまう。
(4)潜入工作があるとは思わない。
(5)裏切り工作があるとは思わない。
(6)心が通じれば裏切られないと信じている。
(7)昔からの知り合いは信用できると信じている。
繰り返すが、日本はスパイ防止法がなく、中国・韓国・北朝鮮の工作員が野放しになっている。
人を信じるのは美しい心だが、明確な裏切りと策略が渦巻いている今、日本人はかつての戦国武将並みの考え方と眼力が必要になりつつある。
現代は、情報を中心とした「戦国時代」なのである。どこにでも、工作員がいるということだ。あなたの隣の冴えない人も、そうかもしれない。