「本当に日本の国益を考えている政治家」を選べば日本社会は一瞬で変わる

「本当に日本の国益を考えている政治家」を選べば日本社会は一瞬で変わる

統一地方選の前半戦で行われた41の道府県議会議員選挙の投票率は過去最低の44.08%であったことが報道されている。確かに大阪や北海道の選挙はかなり話題になったのだが、ほんの一部の話題であり、それが全国規模に広がっていなかった。

これは残念なことであり、悲しいことでもある。なぜなら日本を本当の意味で「変える」のは選挙以外にあり得ないのに、その選挙権を行使しない人たちが大勢いたからである。

道府県議会議員選挙では、日本を憂う保守派・愛国派・国益派の立候補が大勢いた。彼らを次々と当選させることによって、私たちは労せずして日本の政治を変えることができたのである。

自分の地域で「本当の意味で日本に役に立つ議員」が誰なのかは、インターネットで調べればすぐに分かる。彼らを支援し、彼らに票を入れないのであれば、売国や反日に狂う議員が組織票で浮かび上がる構図になっている。

旧民主党系、社民党系、共産党系の議員がいつまでも売国・反日できるのは、曲がりなりにも彼らが票を持っているからだ。マスコミが狂ったように、これらの反日議員を取り上げて好意的に書くと、彼らは受かりやすい。

そうやって日本の政治は常に歪められてきた。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

日本に害悪をもたらした「民主党」

旧民主党系は分裂し、内紛で揉め、弱体化しているが、それでも彼らは今も力を温存しており、マスコミの好意的な取り上げが功を奏したら再び「悪夢」が蘇る可能性も十分にある。

2009年から2012年までの3年間で日本をズタズタにした政党を、誰が今さら支持するのかと私たちは思うのだが、マスコミの「反保守・反自民」の攻撃が成功したら、流れはいつでも変わる。

そもそも、民主党が2009年に政権を取ったのも、マスコミが連日ように「自民党を叩き、民主党を持ち上げていたから」である。マスコミに扇動されて、日本は悪夢の政権を誕生させたのだ。

民主党政権時代は本当にひどかった。

「政権交代が最大の景気対策です」と言っていたのだが、政権交代することによって逆に日本は大きく破壊されてしまった。

この政党は、マニフェストを掲げて政権を奪い取ったのだが、その後はマニフェストに書いてあることを何ひとつ実行しなかった。選挙公約で「これをします」と言ったことを何一つ実行せず、「しない」と言ったことを命をかけて実行していたのが民主党なのだ。

たとえば、民主党は「消費税は4年間議論すらしない」と言っていた。ところが、菅直人はいきなり消費税を引き上げると言い始め、野田佳彦はそれを決定してしまった。

マニフェストでは高速道路を無料化する、ガソリン税を廃止すると謳ったが、これも実現できなかった。天下りをなくすと言っていたのに、これも実現できなかった。公務員の人件費を2割削減すると言っていたが、これも実現できなかった。

赤字国債を抑制すると言っていたが、これも実現できなかった。暫定税率を廃止すると言っていたが、これも実現できなかった。埋蔵金を60兆円発掘すると言っていたが、これも実現できなかった。

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民主党政権が知らしめたもの

民主党政権は、政権を取ってから何一つ実現することができず、おまけに中国・韓国・北朝鮮を利するために日本に異常な円高をもたらしたまま放置し続けた。この円高のせいで日本企業の競争力は根幹から奪われていった。

民主党の「売国政策」が3年続くことによって、日本人はやっと「日本の政治家なのに日本のことを何ひとつ考えていない人間が政治家になっている」という事実に気付くようになった。

もし「民主党政権で何か良いことはあったか?」と問われれば、この点だけだ。

「日本には売国議員・反日議員がいる」ということを広く日本に知らしめたのが民主党政権だったのである。

小沢一郎や菅直人や鳩山由紀夫のような人間が昔からいたのだから、日本人は危険な議員の存在にもっと早く気付くべきだった。しかし日本人は「彼らは頭が悪いだけで、本人なりに一生懸命に日本のことを考えているのだろう」と大目に見ていたところがある。

もしかしたら、最初から彼らが売国政治家であると分かっていたが、「放置しておいても大して害は与えない」と甘く見ていたのかもしれない。

しかし、一部の政治家が「本気で日本を破壊しようとしている」ことや、「放置していたら本当に日本は破壊されかねない」という事実を、日本人は気付くようになり、その危険性が認識されるようになった。

民主党は日本人のことは何一つ考えておらず、中国・韓国・北朝鮮に国を売り渡そうとする寸前だった。だからこそ日本人は急激に目覚め、そんな中で民主党政権は排除されていったのである。

もう少し民主党政権が続いていたら、日本は本当に滅んでいた。

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日本を合法的に変えることができる

日本人のためにならない議員が残っているというのは、選挙で彼らを選ぶ人間がいるからである。本当に日本を変えたければ、私たちは不平不満を言っていないで、選挙に行かなければならない。

選挙に行って、国益に適う党や議員を選ぶ。売国するような議員は絶対に選ばない。これを繰り返すことによって、確実に日本は変わる。

インターネットで激しく政治的主張していても選挙に行かない人物と、表立っては何も政治的主張していなくても確実に選挙に行く人物では、選挙に行く人物の方が世の中を変える力を持っている。

それは「たかが一票」かもしれないが「されど一票」なのである。選挙は、私たちに与えられた大きな権力なのだから、それを行使しないというのは、与えられた力を使わないと言っているのも同然だ。

それで「世の中が悪い」と言っても世の中は変わらない。

若者の苦境、女性の苦境はしばしば表側に出てくる。しかし、最も選挙に行かなければならない立場の人間が最も選挙に行かない。それで今の若者と女性の苦境が放置されたままになっている。

特に、追い詰められている女性は、自分たちの境遇を変えるためにも選挙にいかなければならない。

あなたは日本を変えたいだろうか?

それならば、「選挙に行く」という基本中の基本をしっかりと徹底することによって反日議員・反日政党の足元を崩していける。

すべての選挙が重要だ。選挙があればインターネットで議員と政党を調べ、発言や行動を調べ、日本の国益に沿う人間を選ぶ。それが私たちが持っている「世の中を変える大きな力」である。

「日本が大事だ」と言っていても、選挙に行かなければ発言は力を持たない。日本を変えたければ、選挙は這ってでも行かなければならない。それによって、本当に日本を合法的に変えることができる。

選挙に行かなければ、いくら口で「日本が大事だ」と言っても弱い。(written by 鈴木傾城)

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「日本が大事だ」と言っていても、選挙に行かなければ発言は力を持たない。日本を変えたければ、選挙は這ってでも行かなければならない。それによって、本当に日本を合法的に変えることができる。

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