「テレビは国民を洗脳する装置です」と真実の爆弾を投下したNHK党・立花党首

「テレビは国民を洗脳する装置です」と真実の爆弾を投下したNHK党・立花党首

今回の参議院選挙でも、マスコミは偏向に突っ走るつもりだ。NHK党・立花孝志党首の排除のみならず、ありとあらゆる情報操作・洗脳工作がこれからも行われていくことになる。そして、少なからずの国民がマスコミに洗脳されてしまう。その情報操作・洗脳工作の手法は多岐に渡る。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019、2020年2連覇で『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

党首を番組から放逐して世論誘導する姿が露呈した

2022年6月16日、テレビ朝日「報道ステーション」で参議院選挙の党首討論で、放送事故ともとれる騒動があった。

NHK党・立花孝志党首が「テレビは核兵器に勝る武器です。テレビは国民を洗脳する装置です」と述べたところ、キャスターに「その発言は認められませんので、打ち切らせていただきます」と追い出されたのだった。

NHK党・立花党首は自由奔放かつ奇抜なアイデアで選挙運動を戦う異色の党首なのだが、異色で異端ではあっても、その政党の党首の意見を中立で報道するのがテレビ局の正しい姿勢であったはずだ。

しかし、テレビ朝日はNHK党の党首を放逐した。

NHK党・立花孝志党首によると、テレビ朝日側は事前に以下の文書を「立花党首にだけ」送っていたのだという。

「テーマから逸脱する発言は控えていただくようお願いいたします万が一、そのような発言があった場合にはしかるべき対応をさせて頂く場合もある」

国政選挙を戦う党首に対して「テーマから逸脱する発言はするな」「しかるべき対応をさせて頂く」と最初に釘を刺していたのがテレビ朝日だった。これに対してNHK党・立花孝志党首は「テレビの怖さをすごい感じましたよ。怖いでしょ。テレビ局の人は、無意識に圧力をかけるんですよ」と述べている。

NHK党・立花孝志党首の大胆な言動の是非はともかく、テレビ朝日は「自局に都合の悪い発言は前もって圧力をかけて止めたり、党首を番組から放逐して世論誘導する権力がある」ということを自ら証明した形となった。

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テレビの都合の良い偏向姿勢は「報道しない自由」

マスコミはいつの時代でも、自らに都合の悪い政党は執拗に叩き、一方では特定の野党をことさら持ち上げて必死で見苦しい世論操作を行っていた。今回のNHK党・立花党首を追い出したのは、もちろん「真実の爆弾」を投下する立花党首がマスコミにとっては「邪魔だった」からに他ならない。

実は、もうひとつ考えなければならないこともある。

今回の党首会談は「9党の党首」が出席しているのだが、参議院選挙で出馬を発表している政党は9党だけではないことだ。

他にもいくつもの保守政党が出馬表明をして選挙を戦っているのだが、マスコミは最初からそうした政党を無視して、最初から取り上げないのである。その他の党は泡沫だというのであれば、社民党そのものも泡沫なのだから基準がおかしい点もある。

つまり、選定からして「偏向」が隠されている。

最近のマスコミは「マスゴミ」であると国民に吐き捨てるように言われるようになっており、テレビの都合の良い偏向姿勢は「報道しない自由」と嘲笑されるようになっている。今回も相変わらずそうだった。

いくつもの保守政党をまったく取り上げないのは、保守政党の主張をテレビで放映したくないからに他ならない。憲法九条改憲、自主防衛、核武装、積極財政、中国・韓国・北朝鮮への警戒や断交を呼びかける保守の主張はマスコミにとっては「不都合な現実」なのである。

中国・韓国・北朝鮮はれっきとした「日本の敵」なのだから、それはテレビで主張させるべきである。敵ではないというのであれば、それこそテレビで議論を戦わさなければならない。しかし、テレビ局は絶対にそんなものを議論させない。

だから、「テレビ局は完全に中国・韓国・北朝鮮の工作員に乗っ取られている「野党もまた同様だ」と言われるようになってきている。それが事実ではないというのであれば、保守政党をどんどんテレビに出して意見を戦わせるべきだ。

それをしないのがマスコミの姿である。

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テレビは大きな抗議を取り上げないことで抹殺することもできるし、逆に小さな抗議を針小棒大に大写しして、国民全員が何らかの意見に抗議しているように見せかけるような世論誘導もできる。

たとえば、憲法九条を改憲せよというデモが1000人規模で行われてもそれを報じないで言論封殺し、逆に憲法九条を守れというデモは10人規模でも大々的に報じるような世論誘導をする。

議員を取り上げるにしても、「憲法九条を守れ」派の議員はヒーローのように取り上げて、「憲法九条を改憲せよ」派の議員は胡散臭い人間のように取り上げる。それがテレビのやっていることだ。

もはやテレビ局は工作機関と言っても過言ではない。

それを、はっきりと「テレビは核兵器に勝る武器です。テレビは国民を洗脳する装置です」と述べたのがNHK党・立花孝志党首である。これもひとつの意見なのだから、テレビ局は最後まで立花孝志氏の意見を報じるべきだった。

国民は、別にみんながみんな「立花党首の意見に全面的に賛成する」と言っているわけではないし、立花党首の言動に反対な人も大勢いる。ただ、賛成や反対の前に、テレビ局には中立であって欲しいと望んでいるだけなのである。

しかし、今のマスコミは、テレビ局にしろ新聞社にしろ、まったく中立的ではない。その偏向は犯罪レベルだ。だから、立花党首のように「テレビは国民を洗脳する装置です」と言う人が出て当たり前なのだ。

まさにテレビは国民を洗脳する装置である。この点については、NHK党・立花孝志党首の意見には全面的に賛成したい。

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今後、まともなテレビ局が生き延びる必要がある

今回の参議院選挙でも、マスコミは偏向に突っ走るつもりだ。NHK党・立花孝志党首の排除のみならず、ありとあらゆる情報操作・洗脳工作がこれからも行われていくことになる。そして、少なからずの国民がマスコミに洗脳されてしまう。

その情報操作・洗脳工作の手法は多岐に渡る。

たとえば、マスコミが当選して欲しくない主張をする政党は「意図的に無視」し、頑なに取り上げないことで情報操作・洗脳工作をする。

もし、そうした政党がマスコミの無視にもかかわらず浮上してきた場合は、今度は一転して、「不利なレッテル」を貼って世間の印象を悪化させる。

マスコミ的に当選して欲しい政党については、何度も何度も取り上げてサブリミナル効果で視聴者の脳裏に焼き付ける。そして、その政党の主張があたかも民意のように演出する。

それだけでなく、自分たちが推している政党については、同じ主張をする学者や文化人や芸能人に喋らせて、正当性を強調する。要するに、権威者・カリスマに協賛(ステマ)してもらいながら情報操作・洗脳工作をする。その主張に対して都合の悪い点については矮小化して、極度に触れないようにする。

そして、マスコミは自分たちがあたかも国民の見方のように演出し、自分たちが推すものが「ブームになっている」「流行っている」ように見せかける。

マスコミは、今まで延々とこうしたことをやってきた。そして、それを成功させてきた。日本の世論はそうやって歪められてきたのだ。しかしながら、もうマスコミの手法は次々にインターネットで暴露されるようになって通用しなくなりつつある。

そして今回、政党の党首が「テレビは核兵器に勝る武器です。テレビは国民を洗脳する装置です」と述べた。もう、そういう時代になった。この調子だと、マスコミの信頼はますます低下して、永遠に「マスゴミ」と国民に嘲笑され続けるばかりになる。

テレビの信頼を回復するために手があるとしたら、電波オークションを早急に行って、中立的な報道ができる「まともなテレビ局」を設立することだろうか。もうテレビの時代ではないが、テレビが媒体として生き残るのであれば、まともなテレビ局が生き延びる必要がある。

今回のNHK党・立花孝志党首の「真実の爆弾」が、このような建設的な点に向かうことを願っている。

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