【激戦区!】葛飾区議会選挙で激戦を繰り広げている鈴木信行候補の戦い

【激戦区!】葛飾区議会選挙で激戦を繰り広げている鈴木信行候補の戦い

鈴木信行はいつ選挙をやっても「常に逆風の中」にある政治家だ。それは、鈴木信行の歯に衣を着せない強烈な主張と強い信念にある。4年前に鈴木信行は葛飾区議会選挙で当選したのだが、その時の選挙スローガンは「外国人に生活保護1200億円っておかしくない?」だった。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019、2020年2連覇で『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

朝の3時から駅に向かって夜の8時頃まで駆け回る

11月7日に葛飾区議会選挙がある。40議席に60名近くが立候補しているので、これはまさに乱立であると言うこともできる。まさに今回の葛飾区議会選挙は激戦区であり、立候補議員には予断を許さない厳しい戦いである。

現場はまさに「殺気立っている」と言ってもいいような状況になっていた。

この激戦の中に、現職の区議会議員であり日本国民党の代表でもある鈴木信行氏が文字通り身体を張って駆け回る姿がある。

「朝の3時から駅に向かって夜の8時頃まで駆け回っています」

私が鈴木信行氏に会ったのは11月3日の午後4時過ぎだったが、この時点ですでに12時間以上も街宣車や自転車で広報活動に駆けずり回っているにも関わらず、まったく疲れを見せている様子はなく、そのタフさに私は驚くばかりだった。

「そんなに動き回って疲れないんですか?」
「いや、疲れたとか言ってる場合じゃないですからね」

鈴木信行は不敵な笑みを浮かべて私に答えた。「政治家は身体も神経もタフでなければやっていけない」と自民党の国会議員が私に言ったことがあったのだが、本当にその通りだ。選挙ともなれば睡眠時間3時間でもダウンしない強靭な体力と精神力が必須となる。

「政治家は頭だとみんな思っていますけどね。頭よりも前に体力がいるわけです。街に出て広報活動するためには体力がないとやってられないですから」

鈴木信行はまさにそれを具現化した政治家でもある。

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鈴木信行の歯に衣を着せない強烈な主張と強い信念

地元密着型の政治家である鈴木信行は、激戦だろうが何だろうが逆風だろうが正々堂々と仁義なき戦いに臨む政治家である。楽に勝てそうな市や区を選んで落下傘部隊のようにやってきて活動して票を取るような小賢しい立候補者とはまったく違う。

そもそも、鈴木信行はいつ選挙をやっても「常に逆風の中」というタイプの政治家でもあった。

なぜ「常に逆風の中」なのか。

それは、鈴木信行の歯に衣を着せない強烈な主張と強い信念にある。4年前に鈴木信行は葛飾区議会選挙で当選したのだが、その時の選挙スローガンは「外国人に生活保護1200億円っておかしくない?」というものだった。

そして、「外国人生活保護を廃止し日本の暮らしを守る」と区議会選挙でぶち上げたのである。他にも「朝鮮学校への補助金支給見直し」「北朝鮮の拉致問題の解決」「反日を剥き出しにする韓国との断交」を主張に盛り込んでそれを堂々と訴えた。

これを左翼陣営が猛烈に噛みつき、「鈴木信行は排外主義者だ」として激烈なネガティブ・キャンペーンを繰り広げて落選運動の包囲網を組んだ。その激しい妨害工作と衝突は新聞沙汰になったほどである。

ところが、こうした妨害工作とネガティブ・キャンペーンの中で鈴木信行は4年前の区議会選挙に勝利した。軸のブレない主張と、妨害に真っ向から戦う姿勢と、さらに鈴木信行の強靭な体力と精神力が薄氷の勝利をもたらした。

しかし、選挙に勝利したからと言って左翼陣営のネガティブ・キャンペーンが止まったわけではない。現職の4年間でも執拗に攻撃が続き、今回の選挙活動でもまた激しい妨害工作とネガティブ・キャンペーンが相変わらず続いている。

誰もがおかしいと思っていることを、はっきりとおかしいと断言するのが鈴木信行だが、だからこそ「常に逆風の中」にあるのだ。

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今回の乱立によって大きな影響を受ける立場にある候補者

今回の選挙で鈴木信行は勝利できるのか。絶望的ではないが、安泰でもないというのが大方の見方でもある。鈴木信行は「常に逆風の中」である上に、今回は候補者が乱立しているので票が分散されてしまう危険性が非常に高い。

それにしても、なぜ今回はこのように候補者の乱立が起きたのだろうか。

鈴木信行はこれについて「N国党が票を取ったので、こうしたところに無所属がどんどんやってきている。N国党が票を取ったところは同じ現象が起きている。チャンスがあると無所属の候補者は考える」と述べた。

「候補者の乱立はかなり影響がありますか?」
「あります。単純に票が分散するからです。特に無所属の票が分散します」

自民党・公明党・共産党のような大きな政党は組織票がしっかりと確保されているので実は無所属の候補者が増えれば増えるほど有利になりやすい。

もちろん浮動票が分散して読みにくくなるので、組織票を持つ候補者が絶対的に有利であるとは限らない。

しかし、基本的には浮動票の分散で大きな影響を受けるのは「組織を持たない候補者=無所属」である。鈴木信行は無所属であり、まさに今回の乱立によって大きな影響を受ける立場にある候補者だ。

現職であるというのは確かに有利だが、それで安泰になるほど甘くないのが鈴木信行の立場である。この認識は、鈴木信行の選挙スタッフ全員に共有されており、誰もが緊迫した中で動いている。

ちなみに鈴木信行の選挙スタッフは、維新政党・新風からの古参スタッフ、日本国民党の党員、ボランティア、支持者たちから成り立っている。さらに、鈴木信行を慕って自発的に選挙スタッフとして動いているメンバーもいる。

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ポスティングと、街宣による広報活動を地道にやる

もし当落がスレスレのところにあるとすれば、いかに票を確保して積み上げるのかという課題が試されているということである。このあたり、鈴木信行はどのように考えているのか。

「候補者には保守的な主張をする候補もいます。しかし、見てみると自分よりも右の主張をしている候補者はひとりもいない。これは、右側の考えを持つ区民の票はほぼ鈴木信行が取るということです。そこに地元の人たちの票を1票でも積み上げていくというのが基本戦略です」

鈴木信行は述べる。「地元の人たちの票を1票でも積み上げていく」というのは、言うのは簡単だが、行うのはそれほど簡単なことではない。積み上げていくとしても、いったいどうやって積み上げるのか?

「ポスティングと、街宣による広報活動を徹底的にやる。それが王道ですよ」

以前、鈴木信行の選挙スタッフに「ポスティングと言っても、ポストに入っていた政治家のチラシを真剣に見る人もそれほどいないだろうし、本当に効果があるのですか?」と尋ねたことがある。

「ポスティングについてですが、1000枚配って10人が関心もってくれればいいという世界です。効率は悪いけれども、それをやって積み上げていきます」

それでは、今回の選挙で鈴木信行はどれほどポスティングしていたのだろう。それは20万枚である。ひとことで20万枚と言うがこれは大変な作業であるのは間違いない。さらに選挙ポスター掲示板にポスターを貼る必要もある。

自民党・公明党・共産党のような政党所属の候補者の場合は党が金も人員も出すが、無所属の場合は資金が出せないので、ポスターを貼りきることができないことも多い。鈴木信行も無所属なのでポスティングもポスターもすべて自前で作って貼って配る作業が要る。

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最後は鈴木信行本人の街宣、街宣、街宣がモノを言う

実は、鈴木信行は無所属にも関わらず葛飾区内に広大に分散している選挙ポスター掲示板300枚をすべて貼り終わり、20万枚を配っている。これは、さすがに鈴木信行のスタッフや支持者だけでは成し遂げられない作業である。

どうしたのか。

ここで大きな力を発揮したのが鈴木信行の持っている右派人脈であった。鈴木信行は非常に強く結束した少数精鋭の仲間で日本国民党の内部で固めており、さらに全国に広がる右派陣営の人脈が、神奈川から、山梨から、大阪から、続々と集まって地道な作業に従事していたのである。

まさに右派の結集が見えない部分で機能していた。さらに、鈴木信行の応援演説にも茨城県や大阪から応援が駆けつけ、文化人としてマンガ家の成田アキラ氏が応援演説に立ったりしている。

こうした右派結集の中で、鈴木信行陣営はあたかも政党のバックがあるような機動力を見せている。

もっとも、最後は鈴木信行本人の街宣、街宣、街宣がモノを言うわけで、だから最後には強靭な体力と精神力が試される勝負となる。

果たして鈴木信行という日本有数の強硬右派議員は、葛飾区議会選挙を勝ち抜くことができるのだろうか。激戦区である葛飾区を制することができるだろうか。

すべての右派は葛飾区議会選挙に注目した方がいい。今後の右派の趨勢を占う中で、実はこの鈴木信行という日本有数の右派議員の動きが最重要事項になっていくからである。

日本を愛し、日本国民を愛し、現実路線で「本気で選挙に勝ちにいく」鈴木信行に私は非常に注目している。

答えは、11月8日に出る。

鈴木信行・日本国民党代表(右)と鈴木傾城(左)。今回の葛飾区議会選挙の激戦を制して欲しいと心から願っている。

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