これから起きる社会巨大変革の中で、勝ち上がるためにすべきこと

これから起きる社会巨大変革の中で、勝ち上がるためにすべきこと

アップルやアマゾンが時価総額1兆ドル企業になったという事実や報道を、ただ素通りしてしまう人もいるかもしれない。しかし、これは立ち止まって「何が起きているのか」をよく考えるべき出来事でもある。

アップルは製造で、アマゾンは流通で、世界有数の企業になったばかりか、世界で最も巨大な企業になった。アップルもアマゾンもアメリカのハイテク企業である。

アップルの製造するスマートフォンは人々の手の中にインターネットをもたらし、アマゾンの制した流通は人々がインターネットで「物を買う」変革をもたらした。

アマゾンとアップルというハイテク企業は、ただのハイテク企業というだけでなく、「インターネットという人類が生み出した最も重要なインフラ」を制したハイテク企業である。

その結果として過去の歴史からしても類を見ない、凄まじい規模のモンスター企業へと成り上がった。

どちらもアメリカ出身の企業だが、その市場はインターネットによって全世界に広がっており、政治的な障害がなければ地球上のすべての国を、この両社は制覇する能力がある。

インターネットというインフラの中で、根幹部分を押さえた企業なのだから地球全体を制覇する能力があるのは当然だ。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

下剋上の中で「1つだけ変わらないこと」とは?

アップルやアマゾンが生きているハイテク産業は、実のところ次々と新しいイノベーションが生まれ、企業の淘汰が激しく、下剋上もまた頻繁に起きる世界だ。

そのため、アップルやアマゾンほどの趨勢を持っていたとしても、10年後も同じ輝きを保ち続けているのかどうかは未知数である。

今後、AI(人工知能)、フィンテック、ブロックチェーン、仮想現実、自動運転、ドローン、3Dプリンター、IoT、ロボットと、次々と想像を絶するイノベーションが生まれてくるのは約束されている。

あと数年もしたら、これらのイノベーションが実用化されたものが続々と現実社会に取り入れられ、溶け込み、社会全体を完全に変えてしまう時代がくる。

こうした動きを「第4次産業革命」と呼ぶが、いよいよ私たちは「今までとは違う社会」に入り込んでいく。

この第4次産業革命で、アップルやアマゾンが取りこぼした分野が台頭すると、そこから想像をもしなかった下剋上が発生する可能性もあるわけで予断を許さない状況にある。

しかし「1つだけ変わらないこと」がある。

それは、今後のすべてのイノベーションは、インターネットというインフラ上で生まれ、発展し、熾烈な競争を繰り広げるということである。

ブラックホールがすべてを飲み込むように、インターネットはありとあらゆる情報を飲み込むことになる。そして、もはや人間の能力では整理することすらもできない莫大なデータがインターネット内に蓄積される。

それを「ビッグデータ」と呼ぶが、このビッグデータをより効率的に、革新的に、緻密に扱える企業が第4次産業革命で成り上がる企業となる。

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今までは、次の時代から見ると「単なる序章」

アップルやアマゾンは、インターネット化という時代の波の中で最も効率的に金を稼ぐことができる企業となった。

このアップルやアマゾンの後を追っているのがアルファベット(グーグルの親会社)、マイクロソフト、フェイスブックなのだが、どの企業もインターネットというインフラの上で効率的に稼いでいる企業であるのは間違いない。

これだけを見ると、今でも十分にインターネット時代に入っているように見える人もいるかもしれない。しかし、これは次の時代から見ると「単なる序章」なのである。

これからは、IoTで今以上にインターネットに流れ込む情報は膨大化していき、ビッグデータのスケールは上がっていくことになる。

言ってみれば、インターネットというインフラはより文明に深く食い込み、もっと緻密に、もっと広大に張り巡らされることになるのは必至である。次の10年でインターネット至上主義の社会はより過激に進んでいく。

その時、今のトップを走っているアップルやアマゾンでも次のビッグバーンに舵取りを間違えると、あっという間に転落してしまっても不思議ではない。

それほどのイノベーションがやってくる。

ところで、インターネットを巡って凄まじい生存競争と淘汰の環境に放り込まれるのは企業だけではない。個人も、まったく同じ環境に放り込まれることになる。

インターネットがすべてを取り込んで変わっていく社会の中では、インターネットに最適化できる人間と取り残される人間の格差が広がるのは当然のことだ。

次の10年は、インターネット社会特有の「高度な知識、応用能力、適応力、リテラシー」が必要とされていて、それがあるかないかで生存できるかどうかが決まる。

当然だが、インターネットとハイテクの知識があって、そこで生まれているイノベーションに適応できる人間が、時代の波に乗り、残りは振り落とされて這い上がることさえもできなくなっていく。

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思い切りハイテクとインターネットの中に飛び込め

だから、次の時代に備えて私たちがやらなければならない最優先のことは、自分のビジネス、日常、伸ばすべき知識、取り入れるべき知識、重要視する能力、適応力のすべてを意図的にインターネットやハイテクに絞っていくことであると言える。

世の中のほとんどすべては「ハイテクの知識がなければ何もできない」ものになる以上、ハイテクへの「高度な知識、応用能力、適応力、リテラシー」がある人間とない人間の差は圧倒的なものになっていく。

生き残るためには、自分が伸ばし、磨くべき能力はハイテクとインターネットに結びついたものでなければ、いずれは取り残される側に立つことになる。

1990年代のOA化の時代には、OAに拒絶感を示した人間が取り残されて最後にはリストラされて捨てられた。「手書きの方が味がある、心がこもっている」と真顔で主張する人間もいたが淘汰された。

2000年代のインターネット時代には、インターネットに拒絶感を示した人間が取り残されてリストラされて捨てられた。「インターネットは子供のおもちゃ」と真顔で言っていた人間もいたが淘汰された。

2010年代のスマートフォン時代には、スマートフォンに拒絶感を示した人間が時代に取り残されていった。「スマートフォンを使うと馬鹿になる」と真顔で言っていた人間もいたが、もう少ししたら淘汰される。

これからの10年はキャッシュレスが突き進む時代に入るのだが、その中ではキャッシュレスに対する理解や適応がある人とない人では、生きる世界がまるっきり違ってくる。「現金は紙幣と小銭が安心できる」と真顔で言っている人は淘汰される。

そして、これから起こる第4次産業革命に拒絶感を示している人間は、いずれは社会から取り残されて、時代遅れの人間として相手にされなくなり、会社からも日常からも捨てられる。

どうすればいいのかは明白だ。

私たちは、思い切りハイテクとインターネットの中に飛び込み、自分のすべてを賭けてインターネットに寄り添った「高度な知識、応用能力、適応力、リテラシー」を手に入れるべきなのである。

それをやるかやらないかで運命が変わる。(written by 鈴木傾城)

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これから起こる第4次産業革命に拒絶感を示している人間は、いずれは社会から取り残されて、時代遅れの人間として相手にされなくなり、会社からも日常からも捨てられる。

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