リベラルという「国家破壊主義」に攻撃されて危険な世界になっているのだ

リベラルという「国家破壊主義」に攻撃されて危険な世界になっているのだ

日本では少数派に「差別されている」と叫ばせて、それに疑念を抱く人間を片っ端から差別主義者と言ってつるし上げる。その結果として何を狙っているのか。「分断」である。日本が一致団結しないように、一枚岩とならないように、バラバラになるように、少数派にどんどん権利や差別を叫ばせて分断していくのだ。分断してズタズタになったら日本は弱体化する。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

トランプ大統領は何と戦っているのか

BLM(Black Lives Matter)は街を破壊する暴力組織と化して人々の支持は急激に離れているのだが、このBLMの指導者アリシア・ガーザのベンチャー企業の資金援助はCPA(中国系進歩協会)が行っている。

このCPAは『中国本土の革命的思考を擁護する親中国左派団体』だ。BLMは反資本主義の暴力革命が裏側にある。

それを裏付けるのはBLM共同創設者のパトリス・カラーズの発言だ。この人物も、『マルクス主義の政策に従っていた』『訓練されたマルクス主義者によって率いられている』と述べている。

BLMの目的はアメリカの黒人たちを「差別されている」と扇動してアメリカ全土を混乱状態に陥れて、最終的にドナルド・トランプ大統領の再選を阻止することにある。裏に中国がいる。

さらにこのBLMと共に暴れている白人たちは「アンチファ」という極左暴力集団であることが分かっている。暴力でトランプ大統領支持者を叩きのめしているのもアンチファである。

2020年10月10日、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリが民主党候補のバイデン前副大統領を支持するよう呼び掛けているのだが、このグレタと両親もまたアンチファと関係があることが分かっている。

グレタ・トゥンベリは世界最悪の環境破壊国家である中国は決して批判しない。批判するのはアメリカである。

BLM、アンチファ、グレタはそれぞれは点だが、この点はすべて「リベラル」という線で結びついていて、互いに相手を補完する関係にある。

ドナルド・トランプ大統領は、今までの大統領と違って極めて強いトップダウン型の大統領である。自分の「アメリカ第一」に従わない人間は容赦なく攻撃する。このトランプ政権を大攻撃しているのがリベラルである。

トランプ大統領は何と戦っているのか。それは「リベラル」という怪物だった。

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何を言われても動じないリーダー

リベラルは国家破壊主義の形を変えたものだ。だから、多文化共生のような地域の文化を破壊するようなものを強烈に推進していく。

しかし、多文化共生を旗印にして移民・難民を大量に受け入れてきたEU(欧州連合)などは、それがゆえに国家が混乱していった。

そのため、草の根から「反EU、反グローバル化、反移民・難民」を標榜する政党が次々と登場して政権を担うようになりつつある。

多文化共生を「強制」するリベラルに対する激しい反発がフランスでもドイツでもイタリアでも生まれている。移民・難民の受け入れを強力に推進してきたリベラルは、もはや国民からも敵視されるようになっている。

ハンガリーを率いているのはオルバン・ヴィクトル首相だが、このオルバン氏は明確なる反リベラルである。

オルバン首相は「民族的同質性が経済的な成功の鍵」「あまり混ざりすぎるといろいろな問題が生まれる」「移民はハンガリーをゆっくりと、しかし確実にむしばむ、錆のようなものだ」と公然と言っている。

あまりに率直にモノを言うので、このオルバン首相はリベラルなマスコミからは「ヨーロッパの問題児」と攻撃されている。

しかし人々は、多文化共生を推進するリベラルの支配を打破するためには、豪腕で強権が取れるリーダーが必要だと人々は気付くようになった。

調整型の政治家や協調型の政治家では、リベラルの人間たちの「お前はレイシスト、極右、差別政治家」という罵倒を恐れて何も手を付けない。妥協する。だから、この流れを断ち切るには「何を言われても動じない強い政治家」が求められる時代となったのだ。

世界各国でグローバル化による混乱が増長すればするほど、それを跳ね返す「反リベラルの豪腕型リーダー」が出現するようになってきている。そして、その存在が当たり前になりつつある。

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日本の「国家破壊」が進んでいる

リベラルは多文化共生や人権を無理やり国民に押し付ける。それに従わない人間を「差別主義者だ、レイシストだ、排外主義者だ」とレッテルを貼って攻撃する。これは国家破壊のためのひとつの戦略なのだ。

「人権を守りましょう」「多文化共生しましょう」と言って強引に各国で移民政策を推し進め、それに反対する人間を「差別主義者」として糾弾して、国家破壊の戦略が着々と推し進められる。

しかしリベラルは、その国固有の大切な文化を嘲笑し、公然と貶めるので、政治的には物言わぬ大多数の国民はリベラルに拒否感を感じて離れるようになった。

言うまでもないが、日本もまたこのような戦略が取り入れられていて、破壊工作が着々と推し進められている。

日本では少数派に「差別されている」と叫ばせて、それに疑念を抱く人間を片っ端から差別主義者と言ってつるし上げる。

その結果として何を狙っているのか。「分断」である。日本が一致団結しないように、一枚岩とならないように、バラバラになるように、少数派にどんどん権利や差別を叫ばせて分断していくのだ。

分断してズタズタになったら日本は弱体化する。リベラルは「国家」を弱体化させて破壊することでグローバル化(多文化共生)を成し遂げることが可能になるので、それは彼らにとっては「素晴らしいこと」なのである。

日本を民族として一致団結させている唯一無二の存在は「天皇」である。

だから、リベラルは天皇制を擁護するすべての組織・団体・個人を攻撃し、天皇制をあらゆる面から瓦解させようと画策しているのが今の状況だ。

すでに日本人は「愛国心」を教育の現場からも奪われている。「祖国のためにお役に立とう」だとか「国家のために自分が何かできることはないか」という意識を持つ人はほとんどいない。

日本人は国家を守ろうとする気概をすでにリベラルに奪われている。ここで、さらに「もう一押し」として天皇制を瓦解させれば、日本民族は伝統やアイデンティティさえも失って国としてのまとまりは喪失してしまう。

今、そこまで日本の「国家破壊」が進んでいるのである。

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リベラルという国家破壊主義

こんな危険な世の中になっているのは、すべて「リベラルのせい」であると気づかなければならない。世界中で「この世の中を混乱させている元凶はリベラルなのではないか?」と気づくようになっている。

・グローバル化を押し付けて反対の人間を罵倒する。
・多文化主義を強制して従わない人間を罵倒する。
・ポリティカル・コレクトネスに従わない人間を罵倒する。
・少数派を超優遇して異議を唱える人間を罵倒する。
・多文化主義を絶賛して伝統・文化を嘲笑し破壊する。

こんなことを延々とするから人々は次第にリベラルに嫌悪を抱くようになり、ついに反リベラルになっていった。リベラルがから、人々は反リベラルになった。今のリベラルのやり方はあまりにも稚拙であり、未熟なのだ。

それが嫌われて人々がリベラルの押し付けに反発するようになっている。しかし、リベラルは決して自省しない。

リベラルはその反発を「自分たちに従わない人間は差別主義者、排外主義者」と決めつけて、罵倒して多様性を排除して独裁的に強制して封じ込める。多数派を罵り、攻撃し、何も言わせない。

それでも何か言う人間を見つけたら、つるし上げ、恐喝し、言論封殺し、何も言わせないように脅す。

多文化共生を謳っているリベラルが、自らの意見と反する人間を激しく攻撃するのだから矛盾の塊だが、その矛盾に気づかないほど先鋭化しているのが現在のリベラルだ。

リベラルはここで折れたらアイデンティティが崩壊するので、妥協はない。だから、世界はリベラルと保守に分断され、ズタズタになっている。

しかし、「リベラル=国家破壊主義」という構図を人々は知るようになった。そして、世界がリベラル嫌悪の時代に入っている。政治の世界も、国民も、リベラルという国家破壊主義に攻撃されて、ほとほと嫌気がさしている。

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