投資

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投資の世界で、数学者も心理学者も経済学者も勝てないのは大きな理由がある

株式市場は数字で成り立っている。だから数学者が活躍する余地がある。株式市場は人々の心理で動いている。だから心理学者が活躍する余地もある。株式市場は経済だ。だから経済学者が活躍する余地もある。しかし、数学者も心理学者も経済学者も勝てない。それには大きな理由がある。(鈴木傾城)

「90%以上が市場平均を上回れない」が、それでも人は株で勝負をしたがる

投資家の90%以上が市場平均を上回れない。市場のタイミングを的確に予測することなんか誰にもできない。株価が上がるタイミングで買い、下がる前に売るのが理想だが、そんな完璧な予測はプロでも不可能に近い。長期投資にしても、それを貫徹できる人は少ない。貫徹できないのも理由がある。(鈴木傾城)

新NISAでカモにされ、下落していく相場の中で「損切り民」と化す人たちの特徴

株式市場が好調なとき、多くの人は楽観的になり、多少のリスクを顧みずに投資を続ける。だが、市場が下落し始めると状況は一変する。含み損が膨らむことで冷静な判断ができず、恐怖と焦燥感から「損切り」という行動に走るのだ。投資に慣れていない個人投資家は特にそうだ。(鈴木傾城)

人は合理的ではない。合理的ではない人間が株式市場で生き残るにはどうするか?

人は合理的ではない。株式市場の変動に関しても、相場が高くなったらそれがべらぼうな評価額でも「バスに乗り遅れるな」と高値で株を買い、株価が下落するとそれが行き過ぎだとわかっていても絶望して持ち株を全部売って大損したりする。非合理きわまりない。しかし、それが人間だった。(鈴木傾城)

株式投資に存在する「4つのリスク」と、資産を吹き飛ばさないための「4つの方法」

株式投資の世界では、いつの時代でも無謀な賭けをする人がいる。無謀なリスクの背後には、短期間で大きく儲けたいという過度な欲求や、他者の成功事例に乗っかろうとする安易な考え方が潜んでいる。絶対に退場するわけではないが、成功して生き残れる人は少ないだろう。(鈴木傾城)

トランプ大統領が生む不確実性。長い目で見ると、それは基本的に株価を押し下げる

トランプ大統領の予測不能な政策運営が国際的な不確実性を高め、金融市場や外交関係に多大な影響を及ぼし続けることになる。そのトランプ政権は、まだ「はじまったばかり」である。そんな中で、当然といえば当然の結果ではあるが、株式市場は乱高下している。今後、どうなるのか予測しても無駄だ。(鈴木傾城)

原子力とウランの時代。2040年までに13万トンに達するウランに投資できるか?

AI(人工知能)でエネルギーへの希求が高まるなか、世界中では約60基の原子炉が建設中で、さらに110基が計画段階にある。現在、世界中の原子力発電所が年間に消費するウランは、現在おおむね6万トンくらいだ。最新の予測では、2040年までにウラン需要は13万トンに達する可能性があるとされる。(鈴木傾城)

IBMは少しずつ成長しつつあるが、今もかつてのブランド力を取り戻していない

かつてIBMは、並び立つものがいないほどの「ハイテクの巨人」だったが、このIBMを叩きのめしたのがMicrosoftだった。当時、IBMはPC(パーソナルコンピュータ)を軽視していたのだが、1990年代に本当に重要だったのはPCだった。今も、IBMはこの戦略的失敗から立ち直っていないように見える。(鈴木傾城)

トランプ大統領の「武器としての関税」この中でも投資の機会を狙うのであれば?

トランプ大統領は2期目就任直後、アメリカの主要貿易相手国を対象とした大規模な関税措置を発表した。これに対して、メキシコ・カナダは反発しながらも妥協点を探り、両国は関税を1か月延期するという決着を見た。1か月後はどうなっているのかわからない。もし関税がかけられると状況は一変する。(鈴木傾城)

カルト株。CEOが教祖化し、熱狂で上がり、理屈ではない動きをする銘柄が存在する

カルト株とは、企業の業績や収益性といったファンダメンタルズに見合わないほど、熱狂的な支持者を獲得している銘柄を指す。こうした銘柄は、SNSやオンラインコミュニティを中心に「信者」と呼ばれる投資家集団が形成され、正当な評価を超えた株価上昇を演出する場合が多い。カルト株に惹かれる人は多い。(鈴木傾城)

激動と不確実要素満載の時代になった。長期投資をしている人はここに気をつけろ

私自身は人間の感情は信用できないものだと考えている。もっと儲けたいという欲望と、損したくないという恐怖は、ほとんどの人が本能に持っているので、市場が大きく変動したときに心が揺さぶられて、自分で自分の行動をとめられないのだ。そして、長期投資で買ったはずの銘柄を売る。(鈴木傾城)

投資で、儲けることは考えても生き残ることを考えない人は結局はやられてしまう

投資系SNSで人気を集める銘柄を鵜呑みにし、大きなリスクを認識せずに新興市場の急騰銘柄へ大金を投じた投資家が破綻に至った例は山ほどある。SNSで語られる「夢」や「将来性」には信憑性なんかないものも多い。投資は一歩間違えると自分の人生を破壊してしまうことさえもある。そんな人を大勢見てきた。(鈴木傾城)

DeepSeekショック。AI設備投資の将来は、一瞬にして、かつてないほど不透明に

中国企業が驚くべき低コストで開発したとされる「DeepSeek-R1」はアメリカの投資家に大きなショックを与え、米国株式市場は大暴落している。これまで米国企業が独占していたAI開発の最先端の座が、中国企業によって脅かされる事態となった。もう巨大で巨額なAIの設備投資は必要なくなったのか?(鈴木傾城)

AIがこれからも時代を変えていくのは確実なのだから、長期でAIに投資するのは良い判断

今後、私たちが成長に投資するとしたら、「AIが中心でないといけない」ことは誰でも理解できるはずだ。個別株で考えるのであれば、AI技術を開発する企業への直接投資が絶対に有望だろう。全体を網羅するのであれば、それに適したETFも、もちろんある。(鈴木傾城)

「もうNVIDIA【NVDA】への投資は遅い」というのは本当なのか?

NVIDIAは革新的な企業だ。まさにAI革命の中心にこの企業が位置している。しかし、このNVIDIAにも多くの逆風がある。さらにPER(株価収益率)は依然として高水準であり、一部では「過大評価されている」との声もある。このような中で、NVIDIAへの投資はどうなのか?(鈴木傾城)

割高になって警戒されつつあるアメリカの株式市場。だが、ほかの場所に逃げるな

AIは企業の生産性を向上させる。そのため、アメリカ企業の成長はさらに加速していくことになる。それはそれで素晴らしいことなのだが、これによって米国株式市場は高値圏で推移し、「高すぎて買えない」問題が発生しつつある。多くのプロも警戒している。(鈴木傾城)

当てはまるとヤバい? 投資に失敗するタイプを20のリストにしてみた

現代の株式市場においては、SNS上で広がる噂やインフルエンサーの発言に左右されて投資をおこなう人々が急増したように思える。結果的に、多くの投資家が株価の急落や急騰に踊らされ、損失をこうむっている。それだけではない。投資に失敗するタイプを20のリストにしてみた。(鈴木傾城)

騙されたら資産を根こそぎ盗まれる。絶対に乗ってはいけない10の投資案件がある

世の中には「騙すほうよりも騙されるほうが悪い」みたいな邪悪な哲学で生きている人間も山ほどいて、そうした人間たちが投資詐欺グループとして私たちの資産を狙ってくる。騙されたら資産を根こそぎ盗まれる。絶対に乗ってはいけない10の投資案件がある。(鈴木傾城)