貧困スパイラルの時代。国や政治家なんか信じていたら人生が終わってしまう時代
国も膨れ上がっていく貧困層にお手上げになり、福祉も年金も削減していくようになる。普通の労働者がワーキング・プアとなり、シングルマザーが貧困化し、子供も一緒に貧しくなり、高齢者もまた救いのない困窮に苦しむようになる。こうした流れはもうとまらない。(鈴木傾城)
国も膨れ上がっていく貧困層にお手上げになり、福祉も年金も削減していくようになる。普通の労働者がワーキング・プアとなり、シングルマザーが貧困化し、子供も一緒に貧しくなり、高齢者もまた救いのない困窮に苦しむようになる。こうした流れはもうとまらない。(鈴木傾城)
日本人が低価格の商品だけしか買わなくなったので、あとから低賃金というしっぺ返しがやってきた。低価格を実現するためには最大のコストである人件費を削らなければならないのだから、人々が低価格に群がれば群がるほど、仕事はどんどん低賃金にシフトしていくのは当然だった。(鈴木傾城)
消費税を上げたので消費がダイレクトに減退した。企業がコストダウンの必要性に迫られて、結果的に人件費を減らした。正社員を非正規雇用者に置き換え、給料削減やリストラに走った。日本経済は税金を上げるしか能がない政治家のせいで低迷し、どん底に落ちている。(鈴木傾城)
社会は経済格差で分断する。いずれ資本主義社会で何も持たない集団(グループ)が、成功者を吊し上げて処刑するような事件が発生しても私は驚かない。そのときは、日本の今の社会システムが破壊されるほどのインパクトがある事件が引き起こされるだろう。(鈴木傾城)
日本経済を追っている経済アナリストは誰もが日本で貧困が広がっているのに気づいている。しかし、「若者がどのように変化しているのか」まではデータでは読めない。それを読むには現場に飛び込んでリアルに知るしかない。森永さんはぶっ飛んだ方法で現場に飛び込んでいった。(鈴木傾城)
企業はもう従業員を守らなくなった。この流れはさらに加速している。そんな時代に長期ローンを組んでマイホームを買うというのは、考えてみれば危険な冒険でもある。そして数千万円を背負って家を買って、少子高齢化がもっと進む将来に資産価値は保てるだろうか?(鈴木傾城)
日本の実質GDP成長率は24年に渡ってゼロ成長なのである。日本は戦争しているわけでも内戦が起きているわけでもない。にも関わらずGDP成長率がゼロである。これは、ひとえにこれまでの歴代政権はことごとく無能であったことを意味する。20年も30年も駄目だった政党は、今後もずっと駄目なのだ。(鈴木傾城)
もともと日本は政府の無策が続いていて実質賃金はほぼ上がらない状況になっているので、多くの日本人は「不景気慣れ」している。しかし、生活水準はじわじわと下がっている。2023年のリセッションは、日本がいっそう貧しくなっていくスピードを加速させる。(鈴木傾城)
現在、「すでに私たちは景気後退に突入している」と言う人もいるのだが、この景気後退がどれくらい深くていつ終わるのかは誰にも予測できない。分かっているのは、欧米中露のすべてが景気後退に見舞われれば、日本も当然のことながら巻き込まれていくということである。(鈴木傾城)
世界を見回すと混沌しか見えてこない。コロナ禍や物価上昇や政情不安によって起きているのは、全世界の「混沌化」だ。今までの世界秩序がどんどん崩れてきており、全世界で国家運営がうまくいかなくなってきている。それも、巨大なスケールで急激に悪化している。(鈴木傾城)
日本人は最初は「安物しか買わない」だったのだが、それが非正規雇用が広がるようになった2000年代から、急激に「安物しか買えない」に追い詰められるようになっていった。適正な価格でモノを買わなくなると社会が悪化する。最後には「安物しか買えない」ようになっていくのだ。(鈴木傾城)
今の日本政府は、とにかく「税金・税金・税金……」なのである。岸田首相も、消費税ゼロの話になると、聞くことすらも拒む。日本政府の税金取り立ては、あまりにもアコギすぎて絶句する。あまりにも税金を取り過ぎなのだ。ヤクザが可愛く見えるほど極悪だ。この状態はひどすぎる。(鈴木傾城)
不確実性が増している時、どのように生きればいいのか。最も最適な答えは「自衛に徹する」ということではないか。世の中はすべて関連して動いているので、社会が混乱したら、その混乱から玉突きのように別の混乱が生まれ、さらにその混乱が別の混乱を生み出すという負のスパイラルが起こる。(鈴木傾城)
コロナ禍で貧困層の賃金は大ダメージを受けた。しかし税金だけは下がるどころか上がっていく。ガソリンの値上げや流通の混乱で物価も上がっている。企業もコスト削減ばかりだ。そのため最初は「安物しか買わない」だった人も、いつしか「安物しか買えない」に追い詰められた。(鈴木傾城)
日本を最終的に崩壊させるのは外国の侵略ではなく、少子高齢化や人口減であると私は考える。日本から毎年50万人が消える。人口減は様々なところに暗い問題を広げながら日本社会を衰退させていく。過疎化・空き家の侵食は都心部にも迫っている。国土の荒廃は避けられない。(鈴木傾城)