森永康平、勝利。経済アナリストが地下格闘技で戦って勝利をもぎ取る異質の展開
日本経済を追っている経済アナリストは誰もが日本で貧困が広がっているのに気づいている。しかし、「若者がどのように変化しているのか」まではデータでは読めない。それを読むには現場に飛び込んでリアルに知るしかない。森永さんはぶっ飛んだ方法で現場に飛び込んでいった。(鈴木傾城)
日本経済を追っている経済アナリストは誰もが日本で貧困が広がっているのに気づいている。しかし、「若者がどのように変化しているのか」まではデータでは読めない。それを読むには現場に飛び込んでリアルに知るしかない。森永さんはぶっ飛んだ方法で現場に飛び込んでいった。(鈴木傾城)
企業はもう従業員を守らなくなった。この流れはさらに加速している。そんな時代に長期ローンを組んでマイホームを買うというのは、考えてみれば危険な冒険でもある。そして数千万円を背負って家を買って、少子高齢化がもっと進む将来に資産価値は保てるだろうか?(鈴木傾城)
日本の実質GDP成長率は24年に渡ってゼロ成長なのである。日本は戦争しているわけでも内戦が起きているわけでもない。にも関わらずGDP成長率がゼロである。これは、ひとえにこれまでの歴代政権はことごとく無能であったことを意味する。20年も30年も駄目だった政党は、今後もずっと駄目なのだ。(鈴木傾城)
もともと日本は政府の無策が続いていて実質賃金はほぼ上がらない状況になっているので、多くの日本人は「不景気慣れ」している。しかし、生活水準はじわじわと下がっている。2023年のリセッションは、日本がいっそう貧しくなっていくスピードを加速させる。(鈴木傾城)
現在、「すでに私たちは景気後退に突入している」と言う人もいるのだが、この景気後退がどれくらい深くていつ終わるのかは誰にも予測できない。分かっているのは、欧米中露のすべてが景気後退に見舞われれば、日本も当然のことながら巻き込まれていくということである。(鈴木傾城)
世界を見回すと混沌しか見えてこない。コロナ禍や物価上昇や政情不安によって起きているのは、全世界の「混沌化」だ。今までの世界秩序がどんどん崩れてきており、全世界で国家運営がうまくいかなくなってきている。それも、巨大なスケールで急激に悪化している。(鈴木傾城)
日本人は最初は「安物しか買わない」だったのだが、それが非正規雇用が広がるようになった2000年代から、急激に「安物しか買えない」に追い詰められるようになっていった。適正な価格でモノを買わなくなると社会が悪化する。最後には「安物しか買えない」ようになっていくのだ。(鈴木傾城)
今の日本政府は、とにかく「税金・税金・税金……」なのである。岸田首相も、消費税ゼロの話になると、聞くことすらも拒む。日本政府の税金取り立ては、あまりにもアコギすぎて絶句する。あまりにも税金を取り過ぎなのだ。ヤクザが可愛く見えるほど極悪だ。この状態はひどすぎる。(鈴木傾城)
不確実性が増している時、どのように生きればいいのか。最も最適な答えは「自衛に徹する」ということではないか。世の中はすべて関連して動いているので、社会が混乱したら、その混乱から玉突きのように別の混乱が生まれ、さらにその混乱が別の混乱を生み出すという負のスパイラルが起こる。(鈴木傾城)
状況は刻々と変わるのだが、今は「オミクロンの登場によってコロナは数ヶ月収まらない」という悲観論が広がっており、これが欧米や日本の株式市場の下げにつながっている。こんな情勢が続けば当然のことながら社会の停滞は止められないし、暗い社会になりそうな気配だ。(鈴木傾城)
コロナ禍で貧困層の賃金は大ダメージを受けた。しかし税金だけは下がるどころか上がっていく。ガソリンの値上げや流通の混乱で物価も上がっている。企業もコスト削減ばかりだ。そのため最初は「安物しか買わない」だった人も、いつしか「安物しか買えない」に追い詰められた。(鈴木傾城)
消費税を上げたので消費がダイレクトに減退した。企業がコストダウンの必要性に迫られて、結果的に人件費を減らした。正社員を非正規雇用者に置き換え、給料削減やリストラに走った。消費税みたいな悪税で日本経済は低迷し、どん底に落ちていったのである。(鈴木傾城)
いまや、傷ついた人や弱い人は「存在価値はない」と笑われるだけとなった。強者が「あんたらは弱者だよね」と指さして公然とマウントを取ってあざ笑うのだ。弱肉強食化していく社会の中では、その中で活き活きと弱者を攻撃できるサイコパスのような人格に需要が生まれる。(鈴木傾城)
日本を最終的に崩壊させるのは外国の侵略ではなく、少子高齢化や人口減であると私は考える。日本から毎年50万人が消える。人口減は様々なところに暗い問題を広げながら日本社会を衰退させていく。過疎化・空き家の侵食は都心部にも迫っている。国土の荒廃は避けられない。(鈴木傾城)
大企業も中小企業・小規模事業者もすべて売上を失い、利益を失い、経営基盤を悪化させる。とすれば、もはや雇用は保証されないということになる。非正規雇用者はクビ、雇い止め、請負の停止、一時休業などを「強制」される。あらゆる分野で、壊滅的に仕事を失うことになる。そして、次の仕事が見つからない。(鈴木傾城)