コロナ以後、日本経済は低迷したまま元に戻らない状態になるのではないか?
コロナ禍が落ち着けば世の中はコロナ以前に戻るのだろうか。私は1990年代のバブル崩壊による社会の変質と同じような状況になるのではないかと思うようになっている。要するに、日本経済は「低迷したまま元に戻らない」ような状態になるのではないか。(鈴木傾城)
コロナ禍が落ち着けば世の中はコロナ以前に戻るのだろうか。私は1990年代のバブル崩壊による社会の変質と同じような状況になるのではないかと思うようになっている。要するに、日本経済は「低迷したまま元に戻らない」ような状態になるのではないか。(鈴木傾城)
日本経済は2019年10月の消費税引き上げによって新型コロナウイルスの問題の前から景況が悪化していた。そんな中で、新型コロナウイルスによって超弩級の経済的ダメージを食らった。自民党はこれを受けて緊急の経済対策を話し合っているのだが、『自己申告に基づいて生活に困っている世帯などに1世帯あたり10万円を超える現金を支給する方向』で調整を進めていると報道されたが……(鈴木傾城)
アメリカの株式市場が暴落している最中では気づかないかもしれないが、最も大きな傷を負うのはアメリカではなく中国であることは言うまでもない。そして次に傷を負うのは中国に関わりの深い日本・韓国・東南アジア・ドイツ・南米である。とすれば、新型コロナウイルスの混乱の中でどのように動けばいいのか分かるはずだ。(鈴木傾城) この記事は、別サイト『フルインベスト:鈴木傾城』で読むことができます。 投資関連の記事は […]
中国は追い詰められている。そのため、今後は「一時的」に日本にすり寄ってくるのは100%間違いない。しかし、間違ってはいけない。中国は周辺国に対して「侵略」を画策する膨張主義の国であり、日本もまた侵略の対象になっている。尖閣諸島にたびたび侵犯しているだけでなく、北海道をはじめとした日本の国土を買い占め、沖縄などで離反活動を行うようなことをしている。中国は、日本にとって安全保障の面でも非常に危険で有害 […]
安倍政権は2019年10月に消費税率10%の引き上げを予定通り行うと言っている。それに対して、安倍政権のブレーンのエコノミストたちは「消費税を上げることでデフレ脱却が不可能になり、中小零細企業に深刻なダメージを与える」と警鐘を鳴らし始めている。 この声が安倍首相に届くのかどうかは分からない。届かないで消費税率10%の引き上げが行われたらどうなるのか。いくら軽減税率のような処理が行われても、日本の景 […]
今までの人生が順風満帆だから、これからもずっと順風満帆であるとは限らない。 どんな事業でも数年ごとに存続が脅かされるような危機がやって来る。苦難を乗り切っても、世の中が不景気に落ちたら、それに巻き込まれることもある。 国や社会全体が苦難に落ちると人々も一緒に苦難に落ちる。事業家であればひとつ足を踏み外せば巨額の負債を抱えて首が締まる。サラリーマンであれば仕事を失って路頭に迷う。投資家であれば投資対 […]
アメリカとの貿易戦争で報復関税の応酬になっている中国が大幅な株価下落と通貨下落、さらには政治不安も起きて大きなカントリーリスクを露呈させるようになっている。 中国は自力でイノベーションを生み出して発展した国ではない。他国から知財や技術を合法非合法問わず、ありとあらゆる手口で盗み取って「自力発展した」と自画自賛しているインチキ国家である。 中国が経済発展したら民主化すると考えて1990年代から破格の […]
ドナルド・トランプ大統領が中国に仕掛けた貿易戦争は株式市場を混乱させる要素となっている。中国の株式市場はずるずると下落を続け、中国の通貨である人民元もまた急落を余儀なくされている。 トランプ大統領は「中国はアメリカの知的財産権を侵害している」と公然と批判し、さらに「中国はウイグルを弾圧している」と攻撃した。 さらに「中国人留学生は全員スパイ」と非公式の場で話し、ファーウェイやZTEのような中国ベン […]
どこの国でも政治家は利権と私利私欲にまみれており、国家財政は放置しておけばいずれは財政が逼迫して負債にまみれていく。 どこの国でも政治家はポピュリズム的な傾向を持っている。選挙に勝つために福祉の拡充を約束してそれを実行するので国庫はすぐに空になる。 どこの国でも国民は行政や社会福祉の充実を常に求めるので、保身に敏い政治家になればなるほど社会福祉費は増大して財政が逼迫していく。 それだけではない。ど […]
一生懸命に働いて、真面目に生きれば、生活は安定して将来は楽になるというのは誰でも知っている。しかし、人は誘惑に弱く、流されやすく、とても衝動的な一面も持っている。 金を貯めた方が将来は楽になると思いながらも、人は「目先の喜び」を得たくて欲しいものを買い、好きなことにとめどなく金を使う。 ダイエットをした方がいいと分かっていても、目の前にあるお菓子やケーキをつい食べてしまう。運動した方がいいと分かっ […]
2017年12月7日、厚生労働省は生活保護費を最大1割下げることを検討している。一般の低所得世帯の消費支出より支給額が多いとの調査結果を踏まえた上での見直しである。 生活保護については2013年も引き下げられているが、2回連続での引き下げになる確率は高い。 厚生労働省が2017年12月6日に出した『被保護者調査:調査の結果』の最新データを見ると、2017年9月時点で被保護世帯数は164万2273世 […]
日本の政治が安倍政権で安定するようになった。反日野党も分裂して力を失い、反日マスコミも「マスゴミ」と言われて信用されなくなった。 市場は安定を好み、混乱を嫌う。だから日本国内の政情が安定することによって外国人が日本市場で株を買うようになり、日経平均が2万2000円以上になっている。 民主党が下野して株式市場が上がったのは不思議ではない。たとえば、民主党の辻元清美は、2013年1月31日に自分のブロ […]
日本人はみんな貯金ができていると未だに思っている人がいるかもしれないが、もうそれは大昔の話だ。今の日本人の家計貯蓄率は愕然とするほど低い。 そして、それはこれからさらに悪化していく。 貯蓄率とは何か。貯蓄率とは、収入から税金や社会保障費を差し引いた「使えるお金」からどれくらいを貯金に回しているかという比率を指したものだ。 信じられないかもしれないが、もう日本人の貯蓄率は0%に限りなく近くなっており […]
実質賃金とは「賃金額を物価指数で割った値」を指し、本当に賃金が上がったかどうかを推し測るものだ。 たとえば、賃金が1%上がっても、物価がそれ以上に上がっていたら賃金は上がったとは言えない。実質賃金はそのあたりを調整して、本当に賃金が上がっているのかどうかを見る指標である。 実質賃金が上がるというのは良いことだ。だから、どこの国も実質賃金が上がると「政府の施策が良かったからだ」と大いに喧伝される。も […]