一般

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経済が悪化して人々の阿鼻叫喚が最大に達したときが、もっとも素晴らしいとき

FRB(連邦準備銀行)は2022年3月から利上げを開始し、現在は5.25から5.5%としているのだが、2023年9月20日は利上げを見送ることに決定した。しかし、今後の見通しとしては、年内にあと1回の利上げも想定される内容となっている。 このFRBの発表を見ても分かるとおり、今後の政策金利は「より高く」「より長く」の方向性であることが決まった。あと1回の利上げがあるとしても、金利上昇局面はそろそろ […]

もう格差社会は覆らない。日本はますます上級国民に都合の良いものとなり、一般市民の声は無視されていく=鈴木傾城

貧困と格差が広がっていく社会だが、ぶっ壊してほしいと誰もが思っているわけではない。今の社会で成功している人間や、豊かさを享受できている上級国民は別に今の社会が悪いとは思わない。逆に「自分たちを豊かにしてくれているこの社会がずっと続けばいいのに」と考える。 プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい) 作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、 […]

終身雇用の時代から使い捨ての時代になったので、生き延びる方法も変わった

企業は株主や経営者の利益を追求するようになり、社員は家族ではなくコストと化した。会社に利益を残すためには、社員に払う賃金は低ければ低いほど良い。社員の人数は少なければ少ないほど良い。低賃金・悪条件で働いてくれる方がいい。それが暴走して……(鈴木傾城)

「暴言ビジネス」を行う人間には、やがて何も持たない無敵の人の暴力が向かう

「無敵の人」は通常は無気力であり、何もやる気がない。しかし、彼らが「暴言ビジネス」をする人間の俎上に上げられ、自分が馬鹿と罵られたり、無能力と嘲笑われるようになると、彼らの中に怒りの炎が点灯して、やがて復讐心が育っていく。そして残虐な事件が起こるだろう。(鈴木傾城)

政治の無為無策は昨日・今日の話ではない。30年もずっと続いていることの絶望

政治の無為無策は昨日・今日の話ではない。いろんな識者が解決策を出しても政府は何もしない。無策が30年もずっと続いているのである。30年も日本を成長気運に乗せる能力のない政治家がこれからも政治を担うのであれば、今後も日本は厳しそうだというのがわかるはずだ。(鈴木傾城)

過去の遺産にすがりついたインバウンドビジネスよりもソフトウェアで立国せよ

観光立国みたいなインバウンドは、過去の遺産で食っていくビジネスである。外国人に来てもらって、国民が外国人に奴隷のように奉仕して食いつなぐビジネスである。そんなビジネスを国が押し進める必要があるのだろうか?日本はもっと重要な部分で立国しなければならない。(鈴木傾城)

緊縮財政が継続することによって、モノを大切にする意味が分からなくなる理由

ある女性が「昔の日本人は良い物を長く大切に使うという精神があったかもしれませんけど、100円ショップに慣れた今の子はそうならないかもしれないです」と私に言った。100円ショップでの消費行動が、完全に日本人の精神構造を変えるのではないか、というのが彼女の意見だった。(鈴木傾城)

日本人の「心」が壊れていく。日本社会の何が日本人を追い詰めているのか?

複雑化する社会、安定なき雇用、激しい競争が生み出す脱落の恐怖は、すべて現代人に密接に関わり合っていて、そのすべてが人々に激しいストレスを与え、じわじわと心を削いでいく。心が壊れていく人がこれからも増えていったとしても、まったく不思議ではない。(鈴木傾城)

『縁の下のイミグレ』。技能実習生という存在と矛盾を描く興味深い映画

映画『縁の下のイミグレ』は技能実習生の問題を描く社会派の映画なのだが、映画はブラックコメディの味わいとなっている。「賃金を払ってもらえない」という相談を深掘りすればするほど、登場人物の考え方や思いが二転三転し、終盤に向けて感情がヒートアップしていく。おもしろい映画だった。(鈴木傾城)

ワケの分からないカタカナが出てきて、働く人たちを惑わせて貧困化させていく?

新しい能力を開発して成長産業に転身するというストーリーはとても夢がある。しかし、「正社員として雇っている中高年が邪魔になったので、そういう夢を見させて追い出す」というのが本当の意図であるとすると、なかなか邪悪で陰湿なやり口ではある……。(鈴木傾城)

人手不足でも失業・困窮が減らぬワケ。企業はリスキリングした従業員を雇うよりも、人工知能やロボットに置き換える=鈴木傾城

日本政府は「リスキリング」と言うが、今後は人工知能が仕事をありったけ奪って、資格やら技術やら持った人間よりも人工知能の導入を好む企業の方が増えて、慢性的な失業者・困窮者が増える可能性の方が高いのではないか。そうなると、また税金を上げるのだろうか?(鈴木傾城) プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい) 作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通 […]

中高年も激増「ひきこもり」146万人の衝撃。日本の親には「何が何でも自立させる」という意思が足りない=鈴木傾城

内閣府の調査で、15歳から64歳までの約2%にあたる推計146万人がひきこもりの状態になっているというのが分かった。以前は推定100万人であると言われていたが、146万人に増加した。いつまで経っても自立できない子どもは、親を精神的にも経済的にも消耗させている。親から自立ができない人生は、自分の人生とは言えない。(鈴木傾城) プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい) 作家、アルファブロガー。まぐま […]

社会のおいしい部分は子に継がせて世襲化。そんな社会を打破する合理的な方法とは?

巨大企業でも、高級官僚でも、能力のない人間が世襲でトップに立つ。「神輿は軽ければ軽いほど良い」とか言う人間もいるが、「頭がない組織」はいざという時には何もできなくなって滅ぶだけだ。こうした世襲の弊害を打破しなければならない時が来ているのが今の日本である。(鈴木傾城)

中国をグローバル経済から徹底的に村八分する。もう中国の衰退は避けられない?

バイデン大統領自身は中国に融和的な姿勢を見せている。しかし、米国政府の動きを見ると、半導体の輸出規制を強化したり、米国上場の中国企業を上場廃止に追い込んで排除したり、むしろ中国排除を強化している。米国は最終的に中国を排除、弱体化させるのではないか。(鈴木傾城)

死ねば借金がなくなるかも……。学生に数百万の借金を負わせる日本社会の苛烈さ

奨学金…。社会に出た時、300万円以上の借金がのしかかり、借金の返済で押しつぶされそうになって死をも考えるような学生も出てきている。これを「自己投資」という人もいる。それは非常に乱暴な話であるし、当事者のことを何も分かっていない人間の言うことだろう。(鈴木傾城)

さらば、政治よ。有権者はもう政治に期待することは完全にやめてしまった

岸田文雄は総理大臣になる前、「令和の所得倍増」を掲げていた。ところが、総理大臣になった瞬間に「倍増は言葉通りの意味ではない」と約束を反故にした。騙された国民は「やっぱり」と思って、ただ白けた目で岸田首相を見ているだけである。政治?誰も何も期待していない。(鈴木傾城)

若者が遊び半分の無能な候補者を国会に送り込むのは政治を使った自傷行為か?

政治家はもう誰も期待できないと国民は思うようになっている。誰を入れても同じならば、アイドル崩れだとか、炎上系のYouTuber候補だとか、陰謀論をまくし立てる怪しいけれど面白そうな候補だとか、そういうのに票を入れて、憂さを晴らそうと思う。暇つぶしになるからだ。(鈴木傾城)

無能政治のツケはこれから。今後の10年で最悪な「5つの出来事」が鮮明化していく

ほとんどの人は、もう自民党には何も期待していない。旧態依然とした政治家が、何の進歩もないような政治をだらだら続けて日本を疲弊させている。ところが「他の野党はもっと政権担当能力がないので自民党に入れるしかない」と言って、有権者の多くが自民党に票を入れるのだ。(鈴木傾城)

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